外貨預金とFXを徹底比較|特徴と8つの違い

外貨預金とFXってどう違うの?

この記事で解決できる悩み

  • FXと外貨預金の違いが知りたい
  • それぞれのメリットとデメリットを教えて欲しい
  • 投資するならどちらがおすすめなの?

といった悩みを解決できる記事になっています。

この記事で解説する「FXと外貨預金の違い」を理解すれば、FX初心者でもどちらがおすすめなのか判断できます。

なぜなら私もこの方法で、外貨預金とFXの違いを理解し、FXもしくは積立FXで運用したいという悩みを解決できたからです。

それでは、以下で「外貨預金とFXの特徴」について紹介します。

外貨預金とFXの特徴

そもそも外貨預金とFXの違いって?
違いを説明する前にまずは、お互いの特徴を知っておきましょう。
大まかにいうと、外貨預金は「預金」、FXは株式投資に近い「投資」です。

詳しくはこの記事で後述しますが、最低投資期間や取引手数料、金利を受け取るタイミングなど、外貨預金とFXはさまざまな違いがあります。

外貨預金とはどんな投資法か

外貨預金とは、日本円ではなく外国の通貨建てで行う預金です。

外貨預金と区別するために、日本円で行う預金のことを「円預金」と呼ぶこともあります。

外貨預金も円預金と同様、一定の期間ごとに利息がもらえるものの、為替変動によって、もらえる利息と預金元本の金額が変動するのが大きな特徴です。

FXとはどんな投資法か

一方FXも、外貨預金と同様に外貨に投資する金融商品です。

しかし、FXは「外国為替証拠金取引」と呼ばれ、FX会社に預けた証拠金を担保にして外貨を売買し、差額で儲ける投資です。

そのため、外貨預金のような長期運用だけでなく、為替レートの上下に合わせて短期~中期の売買を行って利益を出すこともできます。

外貨預金とFX取引の8つの違い

外貨預金とFXを比較して、両者の違いを見ていきましょう。
重要なポイント8つを表で比較しながら、1つずつ解説していきますね。

比較項目外貨預金FX
最低投資期間/決済タイミング1ヶ月~/満期時(1ヶ月~数年)数秒~/いつでも
利益のチャンス(円安時)ありあり
利益のチャンス(円高時)なしあり
取引コスト
(米ドル/円の往復手数料)
25銭~数円0.6銭~数銭
金利(スワップ)の受け取り期間満期時、もしくは中途解約時毎日確定
取引資金(レバレッジ運用)1倍25倍
最大期待利回り~5%~150%(レバレッジ利用)
税金最大で55%一律で20.315%
保証保証なし信託保全あり

比較項目1:最低投資期間、決済タイミング

1つ目の比較項目は、最低投資期間と決済のタイミングです。

最低投資期間とは「最低どのくらいの期間解約できずに資金が縛られるのか」、決済のタイミングとは「自分の好きな時にいつでも決済できるのか」の観点から解説します。

外貨預金

外貨預金には、いつでも引き出せる「外貨普通預金」と満期まで引き出せない「外貨定期預金」があります。

例えば、外貨定期預金だと3ヶ月、半年、1年間など様々なパターンで満期がくるまで引き出せないようになっています

つまり、最低投資期間と決済のタイミングに制限があるものとないものがあるのです。

金利が高く手数料が安い関係から、通常は後者の「外貨定期預金」を利用することが多いので、解約したくても時間がかかってしまいます

FX

一方FXは、長期投資をするのか数秒で取引を終わらせるのかは全てトレーダーの自由です。

つまり、最低投資期間は数秒、決済のタイミングは各自の自由です。

そのため、自分の裁量で投資したい人や、短期間に利益を得たい人は、外貨預金よりもFXに投資しましょう。

FXなら平日24時間どこにいてもスマホで簡単に決済できるので、外貨預金よりもかなり自由度が高いといえます。

比較項目2:取引コスト(手数料)

2つ目の比較項目は、取引コスト(手数料)です。

外貨預金を作ったり、引き出したりするときって手数料掛かった記憶があるけど、FXでもかかるのかな?
外貨預金とFXの手数料がどれほど違うのかを見てみましょうね。

外貨預金

外貨預金を作る時には手数料がかかります。外貨預金の手数料が高い理由は、預け入れる時に外貨に両替する必要があるからです。

例えば米ドル円では、楽天銀行と三菱UFJ銀行は25銭、みずほ銀行と三井住友銀行は50銭など、主要な銀行は手数料が高いものの、数年前と比べると下がっています。

中には手数料無料の東京スター銀行や、GMOあおぞらネット銀行の2銭など、FXと比べても手数料が安い銀行も存在します

そして、窓口よりもネットバンキングのほうが手数料が安くなっており、例えば三菱UFJ銀行では、窓口だと片道1円、インターネットバンキングだと片道25銭です。

FX

FXをする時にも、スプレッドという実質的な手数料がかかります。

ちなみにスプレッドとは、通貨ペアの売値と買値の差のことで、FX会社の収入源です。

実際のスプレッドは、米ドル円なら一回につきおよそ0.2銭~数銭程度なので、スプレッドが1銭だったとしても一般的な外貨預金より25倍安いといえます。

注意ポイント

スプレッドには原則固定と変動制の2種類があり、相場の状況や時間帯によって変動するFX会社もあるので注意しましょう。

比較項目3:金利の受け取り期間

3つ目の比較項目は、金利の受け取り期間です。

通常の円預金のように年2回払いなのか、年1回払いなのか、日払いなのかを見ていきましょう。合わせて、もらえる金利の量も紹介します。

外貨預金

外貨預金は、預金期間中に金利は支払われず、満期時に期間中の金利がまとめて付与される仕組みです。

たとえば、年率2%の米ドル外貨預金に100万円を預けて、1年間保有していた場合、100万円x2%=2万円が一年後にもらえます。

満期までの期間中に外貨の金利が下がることで、当初予定されていた金利収入が減る可能性があります

注意ポイント

外貨預金を満期前に途中解約した場合、金利はもらえるものの、ペナルティ分を差し引かれてしまいます。

FX

FXの金利とは、高金利通貨と低金利通貨の金利の差額のことで、スワップポイントと呼ばれます

スワップポイントは高金利通貨を買って低金利通貨を売ることで得られ、外貨預金と違って毎日付与されます

注意ポイント

高金利通貨を売って低金利通貨を購入する場合や、その時の金利情勢によってはスワップポイントを支払うケースもあります。

比較項目4:利益のチャンス

4つ目の比較項目は、利益を得るチャンスがどのくらいあるかです。

外貨預金もFXも、外貨に投資する点は共通していますが、利益を出すチャンスが円高と円安どちらなのか解説しますね。

外貨預金

外貨預金で利益を得るチャンスは、円安の時のみです。

なぜなら、円を外貨に替えて預け入れているので、円安に傾くと解約時により多くの円がもらえて、円高に傾くと解約時にもらえる円が少なくなるからです。

例えば、1米ドル円=100円の時に100米ドル(1万円分)預けて、解約時に120円の円安になっていれば、12,000円に増えます。

逆に、解約時に80円の円高になっていれば、8,000円に減ってしまいます。

FX

一方、FXは外貨預金と違い、円高・円安どちらも利益を得るチャンスがあります

その理由は、円高に対しては高く売って安く買い戻し、円安に対しては安く買って高く売ることで利益が出せるからです。

例えば、1米ドル円=100円の時に100米ドル買って、120円で売れば2,000円の利益になり、1米ドル円=100円の時に100米ドル売って、80円で買い戻せば2,000円の利益になります。

比較項目5:取引資金(レバレッジ)

レバレッジってたしか「てこの原理」を使って、実際手元にある資金よりも大きな金額で取引できることだったよね!
その通り!そこで5つ目の比較項目は、レバレッジをかけることで実際の手元資金以上の金額が取引できるのかという観点から解説しますね。

ポイント

現在の日本では、金融庁の規制により個人口座では最大25倍のレバレッジが許可されています。

外貨預金

外貨預金はレバレッジを利用できないので、投資ができるのは自分が運用できる資金に限られます

例えば、1米ドル円=100円の時に100万円の資金を外貨として預けると、1万米ドル(100万円分)が限界というわけです。

このように、外貨預金ではレバレッジが使えないため、FXと比べると元手をたくさん用意しなければならないのがデメリットです。

FX

FXはレバレッジ取引が可能で、最高で資金の25倍の金額を投資できます

そのため、少ない資金でも投資できるのがメリットです。

しかし、レバレッジを大きくしすぎると、少しの値動きでもロスカットされ損失を出してしまう可能性があります

初心者のうちはレバレッジ1倍で運用することで、外貨預金と同じレベルまでリスクを落としましょう。

比較項目6:最大期待利回り

利回りとは、投資した金額で1年間にどのくらいの利益が得られたのかの収益率を表す指標です。

例えば、資金100万円で1年間で20万円儲けた場合、利回りは20%となります。

そして利回りの期待値は、外貨預金よりもFXのほうが大きいです。なぜなら、外貨預金とFXの金利を比べたとき、FXのほうが利率が大きく、手数料は比較項目2で解説したように外貨預金の方が高いからです。

そのため、レバレッジ1倍で運用しても期待値はFXのほうが大きくなります

レバレッジを低リスクな2~3倍でかけた場合は、さらにFXの期待値は大きくなり、外貨預金との差が広がりますよ!

比較項目7:税金

7つ目の比較項目として、外貨預金とFXでかかる税金がどのように違うのかを解説します。

どちらも利益が出た場合には税金がかかるのは同じですが、税金の計算方法や税率、損失が出た場合の繰り越し申告ができるかどうかなどで違いがあります。

外貨預金

外貨預金で出た利益は「利息」と「為替差益」に分けられ、それぞれ税金のかかり方が違います。

利息にかかる税金は20.315%で、税金は天引きされるので確定申告は不要です。

為替差益については確定申告の総合課税の対象なので、合計で最高税率が55%になる場合があります

ただし、一定の条件を満たしている人は為替差益の確定申告が不要になります。なお、外貨預金で損失を出しても繰り越すことはできません

FX

FXで出た利益には「為替差益」と「スワップポイント」がありますが、それらは合計されて同じ計算方法で税金がかかります。

FXの利益にかかる税金は分離課税で、税率は一律20.315%です。

外貨預金と違う点は、FXで出た損失は確定申告すれば、翌年から3年間は損失を繰り越せることです。

そのため、利益が出ておらず税金がかからない場合でも、FXの損失を申告しておけば翌年以降節税できます

比較項目8:保証

8つ目の比較項目は、保証についてです。

もし、外貨預金をしている銀行や証拠金を預けているFX会社が倒産したらお金は返ってくるの!?
いざというときのためにも、外貨預金とFXの保証の違いについて知っておきましょう。

外貨預金

残念ながら、外貨預金は預金保険機構による保証の対象外です。

そのため、万が一銀行が倒産すると預けていたお金が戻ってこない場合があります

ただし、日本の大手銀行は滅多なことが起きない限り倒産するリスクは低いです。

2015年1月に起きたスイスフランショックや、2019年1月に起きたチャイナショックなどを受けて、FX会社のほうが倒産リスクが高いとの専門家の意見もあります。

FX

FXは信託保全による保証制度が義務付けられているので、万が一FX会社が倒産した場合でも、信託先の銀行から補償金が返還されます

ただし、先ほど解説したように、FX会社は銀行より倒産リスクが高いという専門家の意見もあるので、FX会社と銀行を同列に比較しないほうがいいです

外貨預金とFXの使い分け方

外貨預金とFXが分かったけど、結局どっちがいいんだろう?
外貨預金とFXは一長一短があるので、自分の資産運用のスタイルに合わせて使い分けましょう!

投資としてはFXが儲かるものの、特に海外で外貨を引き出して使う時には、両替が必要ない外資預金がおすすめです。

手間をかけず安定的に資金を増やせるのは外貨預金、短期間で外貨預金より大きな利益を得られる可能性があるのはFXです

注意ポイント

外貨預金は100%利益が出るわけではありません。また、FXも安定して利益を出すにはたくさんの知識が必要で、失敗すると外貨預金以上の損失を出す可能性もあります。

外貨預金の積立投資に似た取引が可能!積立FX

FXに興味があっても自分で取引するのは不安な人には、SBI FXトレードが提供する「積立FX」がおすすめです。

なぜなら、FXのメリットを取り入れつつ外貨預金の積立投資と似た投資ができるからです。

最初に購入通貨ペアや購入量、購入頻度を設定すれば自動で積立てられます

注意ポイント

レバレッジが3倍までなので、低リスクで運用ができるものの、通常のFXと比べて手数料がやや高いのが欠点です。

積立FXの詳しい情報はコチラ

SBIFXの積立FX
堅実な投資を実現!SBI FXトレードの独自サービス「積立FX」
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外貨預金とFXの違いのまとめ

上記で紹介した「外貨預金との違いを理解した上でのFX」を実践すると、今後は外貨預金とFXのメリット・デメリットが知りたいと悩むことは一切なくなり、どちらが自分に合うのか判断できます。

最後にもう一度、内容を確認しましょう。

この記事のまとめ

  • 外貨預金とFXはどちらも外貨を使った投資であるものの、取引コストや税金などさまざまな点で一長一短がある
  • 外貨預金とFXは、目的によって使い分けることができれば便利
  • 投資をするなら、積立FXやFXの長期運用がおすすめ

「比較項目がたくさんあってややこしい」と最初は思うかもしれませんが、比べ方を一度身につけてしまえば、自分に合う投資を簡単に判断できるようになります

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荒木 教弘

荒木 教弘

当サイト編集長。株・FXトレード歴は約10年。プログラマ経験を活かし、MT4を使った自己流のチャート分析でトレードを開始。すぐに大きく利益を出したが、それ以上の損失を出して資産を減らす、という投資初心者にありがちな失敗を経験。現在は、一回の取引に一喜一憂せず、堅実に利益を積むように心掛けてトレードを継続中。

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