為替相場の仕組みと、泣く子も黙るヘッジファンドとの付き合い方

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FXは誰でも簡単に始められます。

しかし為替の値動きや、世界情勢の因果関係を考えるとなかなか難しく、「なんで今、相場はこんな動きをしているのだろう?」なんて突き詰めて考えると、理解出来ないことも多くあるのではないでしょうか。

FXという世界は、なかなか理解しづらいもの。

簡単に始められても、裏には奥深い様々なことが絡み合っています。

FXで稼ぐためには知らなければいけないFXの裏のことを、是非とも心得て取引してもらえたらと思います。

FXは人が動かしている

FX相場を動かしているのは、機械でもシステムでもなく、FX相場に参加している一人一人です。

だから市場参加者が多く取引が盛んに行われればそれに伴う市場で動く資金量も多くなり、売り買いのバランスが一方に偏ればその分一定の方向に動きやすくなります。

参加者の数と資金の量によって、相場の動く方向が決まるというわけですね。

テクニカル分析やファンダメンタル的にこの地合は間違いなくショートだろうと踏んでいても、自分の思惑とは全く逆の方向に動いてしまうことも多々あります。

そこにはテクニカルなどを超えた、相場を動かせる力のある機関が存在するからです。

例えば最近で言えばトランプ氏勝利後のドル円上昇がいい例ですが、中長期的なテクニカルでも、ファンダメンタル的にもショートだと思っていた人はかなり多かったに違いありません。

また、ショートだと思っていた人のストップロスを巻き込んで更に上昇の加速がついた、とも言われています。

ではなぜあそこまで、テクニカルやファンダメンタルを無視して上がっていったのでしょうか?

おそらく機械的に、データだけで予想が当たる世界であれば、下がっていったに違いありません。

でも上がりました。それはなぜでしょうか?それは、人が動かしているからです。

たとえどんなテクニカルやファンダメンタルがあっても、あげようと思えば挙げられる投資家や組織が存在する、ということです。

逆に言えば、その人達の考えている方向性を実現するために、テクニカルやファンダメンタルはきっかけにすぎない、と考える事もできます。

為替が動くタイミングとしてテクニカル、ファンダメンタル、経済指標などがありますが、それはあくまできっかけにすぎず、裏には私達の想像を超えた資金力や組織力を持った機関が存在するということを忘れてはいけません。

トレードしていい時と悪い時

相場を見ていると、落ち着いた動きをするときもあれば、元気よく動いている時もあります。

それともう一つ、相場が荒れているときもあります。

落ち着いた動きのときはボラティリティーが少ないですが、トレンドラインなど簡単なテクニカル分析通りに動いてくれることが多いです。

元気よくボラティリティーが高いときも同じで、比較的テクニカル分析で読みやすい相場となっているでしょう。

しかし相場が荒れているときは、テクニカル分析で読めるほど簡単な相場ではなく、難易度が高い相場となっていますので、初心者は絶対手を出してはいけません。

とはいっても初心者の場合、相場が荒れているなんて簡単に判断が付かないかもしれないので簡単に説明しましょう。

一般的に相場が荒れている時とは、ボラティリティーが高い時、つまり値動きが激しいくせに方向感がわからない時です。

大体ボラティリティーが高いときというのは、わかりやすい方向に動いたりします。

でも元気が有るのに方向感がわからないときは、決して手を出してはいけません。

それは、よくHF(ヘッジファンド)の殴り合いと言いますが、多額の資金が一瞬であっちだこっちだと取引されます。

なのでエントリーした瞬間に逆に大きく行ってしまったり、では反対だ!と思ってもまた戻ったりと、個人投資家の私達にとっては到底振る舞いようがない状況になってしまっているからです。

そういうときにトレードしてしまうと、思わぬ大きな損失が出てしまうんですね。

結果的に値幅はほとんど無いチャートになったのに、あっちこっちに振り回されて大負けした、という経験も多くあります。

値動きが有るのに、方向性が無い、もしくは分からない、こういうときは手を出さずに様子見していきましょう。

FXは多額の資金を持った人たちの稼ぎ場

FXは人が動かしているでも言いましたが、FXの裏にはその気になればいとも簡単にチャートを動かせてしまうような資金力を持った機関が存在します。

ヘッジファンドとは

ヘッジファンドなんて言葉、FX初心者にとっては初めて聞く言葉だと思います。

裏の機関だなんて表現はまるで「名探偵コナンか!?」と突っ込みたくなりますが、チャートを簡単に動かせてしまえる謎の機関だなんて、意味わからないと思います。

これを噛み砕いて説明しますと「ある特定のお金持ちから集めた資金を、各ヘッジファンド独自の投資手法によって運用して利益を出している会社」と言うものです。

ヘッジファンドは元々、下降相場において持っている投資資産のリスクをヘッジ(回避する)と言う観点から、空売りと言う呼ばれる手法を行っていました。そしてその名前が現在の呼び方の由来になっています。

現在でもこのヘッジファンドが得意としている投資方法はその空売りとなっています。

空売りとは、所有していない投資資産を借りてきて売ると言う事になりますが、FXで言うところのSell(売り)から入った取引と考えてください。

つまりは、買いよりも売り相場を得意としているということです。

そして得意とする売りで何を狙うのかというと、個人投資家の運用している資金となります。

例えば、個人投資家がこれ以上の損は耐えられないと言う「ストップ(逆指値)」のラインまで相場に売りを浴びせて落としたり、逆に買いを浴びせて相場を引き上げたりして利益を上げています。

 「自分が入れているストップが刈られてから相場が反転した」こんな経験のある方は、ここにいらっしゃいますか?

恐らくほとんどのFX経験者の方ならば「YES」と回答されると思いますが、このようなストップ刈りと呼ばれる手法をヘッジファンドは得意としています。

このような個人投資家の投資したお金を狙うヘッジファンドですが、会社によって集めた資金の運用方法が違ってきます。

つまり、会社によっては相場の分析するスタイルが違うわけですね。

例えば、テクニカル分析に固執しているファンドや、ファンダメンタルズ分析を得意としている会社と言った具合です。

その人達というのは、この為替で利益を上げて稼ぐことが仕事なんですよね。

その利益を上げるために、様々な手を使ってしかけてきたりします。

一番わかりやすいのは、ストップロス狙いです。

ある一定の場所を超えたときに、どん!と勢いをつけていくことって多くありますよね?

あれは、その一定の場所付近から反対方向へエントリーしていた人の逆指値(ストップ)が入ってさらに勢いを増していくという状況ですよね。

つまりその場所なら、自分の資金力だけではなくても、思っている方向に動いてくれやすくなりますよね。

そういう人たちはそこを狙うことが多くあります。

人とは反対方向へ、ストップを巻き込ませて狙っていく、というやり方です。

そういう場合は、個人投資家の私たちには、到底太刀打ちできません。

ストップに刺さるのを、指をくわえて待っているしか無いんです。

でも、経験を積めば、こう言うときはこっちに行くと見せかけておいて、反対に伸びるというような予測も考えられるようになるはずですので、よく研究してみることをオススメします。

ヘッジファンドに狩られないためには

カミングアウトすると、実際私もヘッジファンドに狩られたことがあります。

その日も別段際立ったイベントがない日でした。

当時の私のポジションは、ドル円買いの塩漬けが3本ほどもっており、最高含み損2円だったと思います。

しかし証拠金もあと5円動いても大丈夫な余力を持たせてありましたので、いつか買いあがるだろうと損切りはせずに放置していましたが、なんとその日の夜中突然意味もなく円が円高に振れて行きます。

どんどんどんどん凄いスピードで、チャートは下に伸びていき、あっというまに100円を切り、さらに99円を抜け、98円、97円・・・と反発もせずにまっすぐな一直線を下方向へ作っていったと記憶しています。

最初100円を切ったときは余裕でした。

しかし99円を抵抗なしで抜けたあたりから、これはやばいんじゃないかと思い始めました。

しかしポジションを自分の手でカットしようにも、あまりの出来ごとにポジションカットをすることも出来ず、ただ震えながらスマホを眺めているしかなかったのです。

そして自己資金余力限界の95円に到着し、チャートの一方的な直線もようやくとまりましたが、チャートの高騰を凌ぐには、少し自己資金が足りなかったようで、私が保有していたポジションはすべてロスカットされていました。

そしてその一週間後、95円から100円台に戻っていたので、本当に一瞬の急降下劇だったのですが、私はその一瞬で全ての自己資金を溶かしてしまったのです。

これは当時、円買いモードが白熱して買いポジションは飽和状態だった相場にヘッジファンドが介入したものと思われますが、一瞬にして5円の急降下を目の当たりにした初心者の私は、このとき初めてFXの怖さを思い知ったわけです。

95円を付けたあと、再び順調に円は円安の道を進み始めましたが、その時は相場がとても怖くて95円から買いで入ることなんで出来ませんでしたし、精神的ダメージは半端なかったと思います。

ですからそのヘッジファンド狩りを経験後は、必ず逆指値で損切りを入れるよう徹底するようになり、そこから溶かした自己資金はきっちり回収することができました。

しかし、いまだにあの時の恐怖はポジションを持つたびにフラッシュバックし、逆指値で損切りを入れておいてもポジションを長期放置するなんてこと考えられなくなりました。

逆指値をいれておいても、まれに約定がすべることがあるからです。

私の場合、あの経験があったから損切りをするようになったし、無駄な長期保有をすることもなくなりました。

なので本当に怪我の功名だったなと今だからこそ思うことが出来ますが、だからといって人に勧められる経験ではありません。

見出し

  • 損切りを必ず設定する(逆指値で!)
  • デイトレの場合、無駄にポジションを長期放置しないこと!

この2つは絶対に守って欲しい約束事だと思います。

無駄にポジションを持って放置することは、ファンダのしかけを誘いますし、またヘッジファンドのしかけはいつくるかわかりませんので、気が付いた時には全財産溶けてるなんてことも笑い話ではありませんから。

でもどうしても損切り出来ない体質の人は、最後の策として私のようにあえてヘッジファンドの餌食になってみるのも、案外いいかもしれませんね。

逆指値とは

逆指値とは、予想に反して相場が逆の動きをしたときに、「ここまで来たら決済をしてしまう」というものです。

長時間取引状態をチェックできない時などに使うのが多いですが、損切りポイントを自分で設定してそれを必ず守らせるためにあえて使うことも大変有効です。
逆指値を指定しておくことで、為替相場が変動しても比較的傷は浅く済みますので、初心者のうちは必ず設定しておいてほしいと思います。

また逆に、利食いしたい場所に決済ポイントを予め指定しておくことを「指値」と呼びますので、この指値と逆指値を上手に使っていくのが良いですね。

また今回紹介した以外にも色々ありますが、FXは私達個人投資家が全くと行っていいほど太刀打ち出来ないほどの大きな機関が多く存在します。

その方たちと一緒の舞台でお金の取引をしているのですから、真っ向から向かっても勝ち目がないのは目に見えていますよね。

誰でも始められるFXですが、裏にはそういう方たちの存在、そしてそういう方々の稼ぎ場なのだ、という意識を忘れずに持っておいてくださいね。

初心者さんではあまり考えることがないような内容を書いたと思いますが、FXと言うのものの本質に少しは近づいてくれたと思います。

FXの裏には、多額の資金力を持った機関や人たちが存在する、そしてその人達の稼ぎ場である事を決して忘れてはいけません。

時と場合によっては牙をむくこともあれば優しい時もあります。

初心者さんには理解しづらいことだとは思いますが「そういうことも有るんだ」、「そういう人達もいるんだ」と言う事をしっかり覚えてFXと向き合っていってください。

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