この記事で解決できる悩み
- 株とfxの損益は合算できるの?
- 税金はどの部分に対してかかるの?
- 株とFXの税金の違いを知りたい
- 利益にかかる税金を少なくしたい
と悩んでいる方の悩みを解決できる記事になっています。
この記事で解説する『知らないと損?株とFXの確定申告とは』を理解すれば、初心者でも株とFXに掛かる税金を減らせます。
なぜなら、私もこの方法で利益にかかる税金を減らせて、正しく納税できたからです。
まず、『株とFXは合算できるのか?』から解説しますね。
【前提】株とFXの損益は合算できない!
FXと株は損益通算できません。
なぜなら、株の利益は譲渡所得、FXの利益は雑所得の扱いになり、区分が異なるからです。
確定申告を行う上で、計算はわけて行うことになるので注意しましょう!
所得税の課税方法
所得税には給与所得、譲渡所得、雑所得など、全部で10種類の区分があります。
所得名 | 内容 |
利子所得 | 公社債や預貯金の利子、貸付信託や公社債投信の収益の分配などから生じる所得を言います。 |
配当所得 | 株式の配当、証券投資信託の収益の分配、出資の剰余金の分配などから生じる所得を言います。 |
不動産所得 | 不動産、土地の上に存する権利、船舶、航空機の貸付けなどから生じる所得を言います。 |
事業所得 | 商業・工業・農業・漁業・自由業など、事業から生じる所得を言います。 |
給与所得 | 給料・賞与などの所得をいいます。 |
退職所得 | 退職によって受ける所得を言います。 |
山林所得 | 5年を超えて所有していた山林を伐採して売ったり、又は立木のまま売った所得をいいます。 |
譲渡所得 | 事業用の固定資産や家庭用の資産などを売った所得をいいます。 |
一時所得 | クイズの賞金や満期保険金などの所得をいいます。 |
雑所得 | 年金や恩給などの公的年金等、非営業用貸金の利子、原稿料や印税、講演料などのように、他の9種類の所得のどれにも属さない所得をいいます。 |
FXは先物取引に係る雑所得にあたり、深刻分離脱方式なので株と合算できません。
先物取引に係る損益は通算できるので、うまく活用しましょう。
FXの税金について

FXの税率と支払額
- 課税対象額と税率
- 実際の支払い金額
FXの税率と課税対象額
FXに係る税率は一律で20.315%で、内訳は所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%です。
課税対象額は、FXの利益から必要経費を除いた分になります。
実際、あなたはいくらFXの税金を支払う?
必要経費を除いて実際にいくら払うか、以下で具体的に計算してみましょう!
FXの税制の特徴2つ
FXには以下の2つの特徴があります。
税制の特徴 それでは、以下で解説していきます。 FXで発生した為替差益とスワップの利益のうち、損益通算しても損失がでる場合は最大で3年間まで損失を繰り越せます。 例えば、100万円の損失を出した翌年に30万円の利益が出た場合は課税対象額は0円になります。 ただし、この控除を受けるには確定申告が必要です。 繰り越し控除をしている間は毎年申告が必要なので、忘れずに確定申告をしましょう。 先物取引に係る雑所得であれば損益通算できます。 なぜなら、FXで得た利益は先物取引に係る雑所得であり、申告分離課税になるからです。 具体的には、金融商品先物取引やバイナリーオプションの損益をFXと合算することが出来ます。 国内のオプション取引、取引所での取引、店頭での取引の損益を通算することで、課税対象額を減らしましょう。 株とFXでは税金の支払い方が違います。 なぜなら、FXでは確定申告を通じて税金を支払いますが、株は口座から引き落とされるからです。 この口座から引き落としされる仕組みについて解説していきますね。 株取引には特定口座と一般口座の2種類があり、口座によって税金の徴収方法が変わってきます。 また、特定口座には源泉徴収ありの口座となしの口座があるので口座ごとにわけて説明していきますね。 源泉徴収ありの口座の場合、損失がない場合は確定申告が不要です。 理由は、株の利益が全て課税対象となる代わりに証券会社が納税や申告の手続きを代行してくれるからです。 これによって、確定申告をする必要はなくなりますが、損失を繰り越す場合は自分で確定申告が必要になるので注意しましょう。 源泉徴収なしの口座の場合、証券会社から届く計算明細を元に自分で確定申告する必要があります。 なぜなら、利益が出ていても税金が天引きされていないからです。 サラリーマンの場合で20万円以下、学生や専業主婦は38万円以下(令和2年以降は48万円以下)の場合は税金はかからないため、確定申告は不要です。 損失が出た場合は確定申告を行うことで繰越すことができるので、忘れずに申告しましょう。 証券会社によっては1年間の損益表が送られてこない場合もあります。 その場合、年間の損益を全て計算して自分で事務処理を行わなければならないので注意が必要です。 サラリーマンとそれ以外の人で確定申告が必要になる条件が異なります。 確定申告はこの条件をみたしていなければしなくても大丈夫です。 それでは、この条件について各業種別に解説していきます。 FXの利益が20万円を超えた場合は確定申告をする必要があります。 なぜなら、会社員は給与所得者なのでFX等の利益は先物取引に係る雑所得と見なされ、これが20万円を超えると確定申告が必要になるからです。 また、以下の条件に当てはまる人はFXの利益に関係なく確定申告をする必要があるので注意してください。 必ず確定申告が必要な人 利益が38万円(令和2年以降は48万円以下)を超えた場合は確定申告をする必要があります。 ただし、確定申告をすると主婦の方は配偶者控除から外れ、学生は扶養控除から外れてしまいます。 この控除がなくなると、扶養者の納税額が増えることになるので注意してください。 自営業の方は、全ての所得の合計が38万(令和2年以降は48万円以下)を超えた時点で確定申告が必要になります。 確定申告は、毎年2月中旬〜3月中旬に行います。 2019年(令和1年)分の期間は2020年(令和2年)の2月17日〜3月16日です。 この期間に申告しなければ脱税と見なされる場合もあるので、忘れずに申告しましょう。 確定申告期間を過ぎてしまった場合 期限後申告として扱われ、無申告加算税や延滞税が加算される場合があり、5%~15%の無申告加算税と約14.6%の延滞税がかかります。 税務署の調査が始まるまでに申告を行うと、加算されずに済むことがあるので、なるべく早く申告しましょう。 FXは先物取引に係る雑所得等に分類されているので、同じ分類である金融商品先物取引等、カバードワラントの差金等決済が合算して支払うことができます。 具体例をあげると、以下の5つになります。 合算できるもの5つ これらの損益を合算することで、税金の支払額を抑えることができるので合算して申告しましょう。 FX会社でやっているキャッシュバックキャンペーンで受け取ったお金は申告が不要で税金がかかりません。 高額なキャンペーンをやっている会社も多く、多額のキャッシュバックを受け取った場合でも税金はかからないので安心してください。 確定申告のやり方は以下の3つのステップに従えば簡単に行うことが出来ます。 やり方3ステップ ステップ1:必要な書類の用意 ステップ2:書類に必要事項を記載 ステップ3:申告書を税務署に提出 step 確定申告の際に必要となる書類は、国税庁のHPから入手するものと、自分で用意するものがあります。 国税庁のHPから入手するものは以下の4つです。 国税庁のHPから入手するもの 確定申告書B 所得税申告書第三表 先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書 令和◯年分の所得税及び復興特別所得税の申告書付表 自分で用意する書類は以下の3つになります。 自分で用意するもの 年間損益報告書 源泉徴収票 必要経費を証明できるもの 以上7点の書類を用意しましょう。 step 記入方法は国税庁のHPで詳しく紹介されているので、参考にしてください。 また、この書類はHP上から作成することもできます。 国税庁HP こちらから簡単に作成することができるので、ぜひ利用してください! step 税務署への提出方法は全部で3通りあります。 e-Taxはwebで完結するためオススメですが、用いる場合は事前にマイナンバーカード等を用いた手続きが必要になるので注意が必要です。 助成金や補助金等を受け取っている場合は、受け取れなくなることがあります。 なぜなら、助成金などは利用者の所得に制限を設けていることがあるためです。 予め、助成金等の条件を確認しておきましょう。 FXや株で利益に係る税金を少しでも減らせるコツ3つを紹介します。 税金対策のコツ FXや株で必要になる経費は利益から差し引くことができます。 コツとしては、『FX取引に関係がある』と証明できるものであればたいてい申請できます。 例えば、パソコンなどもFXで使用する場合OKですよ! この経費をいかに大きくできるかが最大のコツになります。 ただし、なんでも経費に計上できるわけではないので注意が必要です。 夫婦で口座を別々で持つことで課税対象額を減らすことができます。 なぜなら、サラリーマンは20万円までは非課税、主婦は38万円までは非課税になるからです。 二人合わせて最大で58万円まで非課税にすることができるので、口座を分けることをお勧めします! FX会社によってスワップポイントの付与のタイミングが違います。 なぜなら、口座に反映されたタイミングで利益確定となるので、付与されたら確定申告の対象になるからです。 利益確定しなければ、スワップポイントの分は翌年に持ち越せます。 FX会社による付与のタイミングの違いをうまく活用することで、課税対象を減らしましょう! 上記で紹介した「知らないと損?株とFXの確定申告とは」を実践していただくと、今後はFXや株の税金で悩むことは一切なくなり、支払う税金を減らすことができます。 最後にもう一度内容を確認しましょう。 まとめ 「慣れないし、めんどくさいな〜」と最初は思うかもしれません。 ですが、一度身につけてしまば、簡単に税金の支払額を減らすことができます。特徴1:繰り越し控除
特徴2:損益通算
【株とFXの違い】税金の支払い方
株は口座の種類で税金の支払い方が変わる
源泉徴収ありの口座
源泉徴収なしの口座
一般口座
知らないと損?株とFXの確定申告とは
利益が出た場合だけでなく、損失が出た場合も確定申告をした方がいいです!
これを見たら簡単に確定申告ができますよ!確定申告が必要な人
会社員の場合
専業主婦や学生、自営業の方
確定申告の期間
FXと合算して税金を払えるもの5つ
【注意】FXのCBは課税されない
確定申告のやり方3ステップ
1必要な書類の用意
2書類に必要事項を記載https://www.keisan.nta.go.jp/kyoutu/ky/sm/top#bsctrl
3申告書を税務署に提出確定申告をする際の注意点
株・FX共通!税金対策のコツ3つ
コツ1:経費を計上する
コツ2:夫婦で口座を2つもつ
コツ3:スワップポイントを活用する
まとめ