【2020年】豪ドル円(オーストラリアドル)見通しを銀行員が解説

豪ドル円の見通しは?投資歴11年の投資家が解説

この記事で解決できるお悩み

  • 豪ドルの見通しってどうなる?
  • 豪ドル の値動きに影響するのはどんなニュース?
  • 豪ドル投資する際の注意は?

こんな悩みを解決できる記事を書きました。

この記事で解説する『豪ドルの2020年見通し』を理解できれば、最適な投資タイミングを見極めることができますよ!

実際に元大手銀行員の方が、複数の金融機関の運用レポートや経済動向を分析して、豪ドルの見通しを解説しているので是非読み込んでくださいね。

【2019年11月〜2020年2月】豪ドルの値動き

まずは2019年11月〜2020年2月現在の豪ドルの値動きを解説しますね!

『なぜ豪ドルが上昇したのか?』『なぜ下落したのか?』の原因がわかるようになれば、急に為替が上昇したり下落したりしても焦って行動しなくて済むので、必ず読み込んでおきましょう!

2019年11月:政策金利の据え置きで上昇

2020年3月5日、豪州では政策金利が0.50%に据え置かれ、さらに11月7日には米中が互いに掛け合っていた関税を段階的に引き下げていくことの合意が決まったこともあり、75円台に上昇しました。

しかし11月8日には2019年の実質GDP見通しが下方修正され、雇用者数も市場の予測を下回ったこともあり、『追加利下げが実施されるのでは?』との懸念から、下落に転じました。

2019年12月:米中通称協議の問題収束の期待が高まり上昇

2019年12月3日、政策金利が据え置きになり利下げ実施に対する懸念が交代したことや、米中通商協議が問題収束に向けて動いていることがわかり、投資家心理も安定したことで76円台に上昇しました。

2020年1月:イラン革命防衛隊司令官を殺害し下落

しかし2020年1月になると米軍がイラン革命防衛隊司令官を殺害したことで『全面戦争になるのでは?』との懸念からリスク回避の動きが強まり、豪ドルは74円台に下落。

8日には中東情勢の緊張緩和と、米中通商協議の第一段階が合意したことを受けて75円台に回復するも、豪州の森林火災の延長と、コロナウイルス拡大によって再度下落しました。

2020年2月:森林火災の鎮火で堅調さを取り戻す

しかし2020年2月12日には森林火災が30年振りの豪雨で鎮火したことや、金利据え置きなどもあって豪ドルは堅調さを取り戻し73円台を推移しております。

豪ドルの2020年以降の見通しは明るい理由5つ

各金融機関レポートを読み解くと、豪ドルへの投資は、長期的な目線に立つと見通しが明るいと考えられます。

そのため以下で豪ドル見通しが明るい理由5つを解説しますね。

豪ドル見通しが明るい理由

  1. 70円台は割安だから
  2. RBAが2021年は見通しが明るいと主張しているから
  3. RBAが個人消費の回復楽観的な見方を示してるから
  4. 財政改善の余地が大きいから
  5. 野村證券の豪ドル見通し

明るい理由1:70円台は割安だから

上の画像が、2005年〜2020年2月27日の豪ドルの値動きをグラフにしたものです!

2020年2月27日現在、豪ドルは72円代ですが、上の画像をみたらわかる通り、『72円代を下回ったタイミングは過去に2回しかないこと』がお分かりいただけたと思います。

豪ドルへ安定的な割に高金利通貨だったため人気がありましたが、景気の下支えのために度重なる利下げとコロナウイルスや米中貿易摩擦などもあってここまで下落しました。

個人的には72円代は非常に安く、1〜3年の長期的な視点で見ると豪ドルはゆるやかに上昇していくと考えています。

明るい理由2:RBAが2021年は見通しが明るいと主張しているから

2月7日、豪州準備銀行(RBA)は「四半期金融政策報告」の中で最新の経済見通しを発表。

2020年の前半は、コロナウイルス拡大や森林火災の影響で短期的な豪州の実質GDP成長率の見通しを下方修正しました(図1)。

しかしRBAは、上記の内容による影響は一時的だと考えており、2020年後半ごろには森林火災からの復興需要などが景気を押し上げ、景気回復につながると予測を立てています。

RBAは2020年のGDP予想を+2.75%から+2.25%へ引き下げた一方、2021年予想は+3%で据え置いています。

明るい理由3:RBAが個人消費の回復楽観的な見方を示してるから

RBAがここまで景気回復の見通しを立てられる背景には、豪州の個人消費の先行きが明るいからです。

下の画像を見てください

上記のようにRBAの景気回復見通しを支える背景には、個人消費の先行きに対するRBAの楽観的な見方があります。

2019年の後半頃から少しずつ豪州の住宅価格は上昇しており、豪州の雇用環境も改善されてきており賃金上昇にも繋がっています。

そのおかげで家計消費(個人消費)も上昇傾向になっており、2021年以降は緩やかに回復していくと考えているそうですね。

このような好材料があることでRBAも強気の姿勢を崩さないのかもしれません。

明るい理由4:財政改善の余地が大きいから

上の画像は、豪州政府の財政収支の実績と計画を表したものです。

2019年度(2019年7月~2020年6月)の財政収支は50.3億豪ドルの黒字に転じると見込まれています。(図4)

しかし2020年1月には、モリソン首相は財政黒字化よりも、森林火災の問題収束に力を入れることを発表したのです。

つまり2020年後半にかけて、モリソン首相は少しずつ財政の方にも力を入れていくと思うので、今後の改善余地が非常に大きいため豪ドル買いの需要は大きくなると考えています。

明るい理由5:野村證券の豪ドル見通し

2020年3月以降、累計0.50%ポイントの利下げにより、豪州の政策金利は過去最低水準にあります。

森林火災や新型肺炎の影響で景気下振れが予想される中、追加利下げ観測が高まれば、豪ドルは上値を重くするとみられます。

他方、年後半に景気回復期待が高まれば、金利先安観の後退とともに、豪ドルは底堅さを増すと見られます。

向こう1年間の豪ドルの対円相場レンジを1豪ドル=71.0~78.0円と予想します。

引用元:野村證券

最後の一文に注目して欲しいです。野村證券の予想だと2020年は71〜78円と予想していますが、現在は72円です。

それだけ今後の伸び代があると考えられますよ。

もちろん予想なので外れる可能性がありますが、その間は金利を積み立てることができますよね。

そのため金利をコツコツ積み上げつつ、大幅な急落にも耐えられるレバレッジの範囲内で取引して為替差益を狙いながら豪ドル投資するのがオススメです!

【2020年】豪ドル投資する際の注意点3つ

上記では豪ドル見通しが長期的な視点で明るいことを解説しました。

とはいえ豪ドル投資するなら絶対に押さえておくべき注意点もあるので、以下で理解度を深めておきましょうね!

豪ドル投資の注意点

  1. 大規模森林火災の影響
  2. 2020年4月に追加仕上げの可能性あり
  3. コロナウイルスの悪影響

注意点1:大規模森林火災の影響

オーストラリア南東部での大規模森林火災は、特に、農業生産量や観光収入面への打撃を通じて、経済的損失につながっているものの、被害規模がどの程度なのか、明らかになっていません。

この先、状況に落ち着きがみられ、復興支援が開始されるようであれば、財政・金融両面での支援が実施されるものと見込まれ ます。

注意点2:2020年4月に追加利下げの可能性あり

RBAは今後の金融政策に関して、「必要があれば追加緩和の用意がある」と追加利下げの可能性があることも市場に示しています。

次のRBAの利下げタイミングは、恐らくですが4月7日の理事会になる可能性が高いので、4月7日の理事会内容は必ずニュースでチェックするようにしましょうね!

やはり『森林火災の問題収束や、コロナウイルス拡大が引き起こす経済後退が豪州経済にどのような影響を与えるのか?』が焦点になりそうですね。

注意点3:コロナウイルスの悪影響

上の画像を見たら分かりますが、中国で発生した新型コロナウイルスの中国国内での感染者数は17,205人(2月2日時点)に達しております。

これは2003年に発生したSARSを上回るペースであるため、WHO(世界保健機関)は緊急事態宣言をしたわけですね。

それに伴い、現在は市場が混乱しておりますが、SARSの経験では金融市場への影響は限定的だったため、2020年後半にかけて緩やかに回復する見通しだそうです。

2020年2月現在だと、中国および各国政府による活動によってコロナウイルス抑制の動きが加速しているので、経済ダメージが限定的になることが確認されれば、豪ドルも次第に回復傾向になると思います。

『既に豪ドルを保有している方、投資を検討している方』へのアドバイス

豪ドルは安定している通貨ですが、短期的な投資には向きません。

あなたが豪ドルに投資するのがオススメかどうか、以下の4パターンに分けてアドバイスをさせていただきます。

4パターンのアドバイス

  • すでに豪ドル投資し、投資資金は余剰資金ではない人
  • 豪ドル投資を検討し、投資資金は余剰資金でない人
  • すでに豪ドル投資し、投資資金も余剰資金である人
  • 豪ドル投資を検討し、投資資金は余剰資金である人
余剰資金は『無くなっても生活や将来に影響が出ない資金」のことですよ。

パターン1:すでに豪ドル投資し、投資資金は余剰資金ではない人

2018年12月の急落で大損をしているはずです。ロスカットになっていない場合は、貴重な資金のため損切りもできない状況かと思います。

このパターンは『投資金額と同じ水準にレートが戻ったら』売却をオススメします。

生活費などで投資している場合は、投資で損した分を補うため借金をし、借金地獄におちいる可能性が高くなります。

豪ドルは短期的には下落する可能性が高いので、損が許容できる範囲なら一旦決済してしまうのも余剰資金ができてから再投資するのがオススメです。

パターン2:豪ドル投資を検討し、投資資金は余剰資金でない人

投資は絶対にやめましょう!そもそも余剰資金がないのに投資をする事が間違いです。

余剰資金でない場合、どうしても精神的な余裕が無くなり正常な投資ができなく、ほとんどのトレーダーが大損をします。

パターン3:すでに豪ドル投資し、投資資金も余剰資金である人

豪ドルの購入時期にもよりますが、大きな損失を抱えているはずです。

そのまま長期保有をして『購入時のレートに相場が戻るか、スワップ収入も含めて損益0円以上』になるのを待つのが得策です。

豪ドルはレンジ相場が基本なので、長期的に見れば購入時の価格に戻る可能性は高いです。

パターン4:豪ドル投資を検討し、投資資金は余剰資金である人

短期的には売りを推奨しますが、段階的に買いを入れてもOKです。

ただし、一気に大量の買いを入れるのではなく、分散して買いを入れることをオススメします。

短期的には豪ドルが下落する可能性が高く(68〜70円台)分散して買うことにより、購入価格からの下落により損失リスクを分散(平均化)できるからです。

豪ドル投資におすすめのFX会社

上記では豪ドルの見通しは投資タイミングを開設しましたが、最も重要なのは豪ドル投資に適したFX会社を選ぶことです!

なぜなら各FX会社によって、受け取れるスワップポイントが異なるから。

以下では『スワップポイントとは何か?』『なぜスワップポイントが重要なのか?』『スワップポイントが高いFX会社』を順番に解説していきますね!

スワップポイントとは何か?

スワップポイントとは?

スワップポイント(金利差調整分)とは、2カ国の金利差から得られる利益のことを指します。

たとえば低金利通貨の日本円を売って、高金利通貨の豪ドルを買うと、その金利差の差額を利益として『毎日』受け取れます。

豪ドルに投資するならスワップポイントが重要です

スワップポイントが高ければ高いほどに、毎日積み上がっていく金利(利息)も大きくなっていきます。

そもそも豪ドルは『値動きが安定していることに加えて、金利が高い』というポイントが魅力なので、スワップポイントが高いFX会社を選ぶべきですよね。

具体例:豪ドルのスワップポイント=30円の場合

豪ドルのスワップを6カ月運用

たとえば1万通貨を6ヶ月間保有し、スワップポイントが30円の場合は、6ヶ月間で5,400円の利息が積み上がります。

1年間持っていれば10,800円、3年間なら32,400円です。

これに加えて豪ドルが上昇したタイミングで売却も狙っていけば為替差益も得ることができるため、長期的な視点でコツコツ運用するのがオススメですね!

2/26更新 豪ドル スワップポイント比較

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・スワップポイントは全て1万通貨買いになります。
・最新スワップポイントは情報取得日:2020/2/26時点のスワップポイントになります。
・年間スワップポイントは『最新スワップポイント×365日』で算出しています。
・スワップポイント実績は『2019年1月〜情報取得日の前月末まで』の累計額になります。
※1:LIGHT FXの実績は2019年5~12月の8ヶ月間の実績となります。
※2:GMOクリック証券の実績は2019年7~12月の6ヶ月間の実績となります。

豪ドルのスワップポイントが高いFX会社3つ!

豪ドル/円のスワップ利益を狙った運用を始めたい方にオススメのFX会社を3社ご紹介します。

豪ドルスワップが高いFX会社

  • 高スワップで、低コストに運用したいなら:LIGHT FX
  • 安心感のあるFX会社で豪ドル取引したいなら:GMOクリック証券
  • 少額で低リスクに豪ドル取引したいなら:YJFX!

高スワップで、低コストに運用したいなら:LIGHT FX

LIGHT FX

1社目は、豪ドルで高スワップを提供しつつ、低コストに運用できるLIGHT FXです!

豪ドル運用できるFX会社の中でもTOPクラスのスワップを提供してるだけでなく、スプレッドも業界最狭水準!

『スワップポイントをコツコツ積み上げつつ、為替差益でも利益を狙っていきたい!』という人にオススメですね。

安心感のあるFX会社で豪ドル取引したいなら:GMOクリック証券

GMOクリック証券

2社目は年間FX取引高が8年連続国内1位(ファイナンス・マグネイト社調べ2012年1月~2019年12月)GMOクリック証券です。

スプレッドが業界最狭水準なので、スワップ利益だけでなく為替変動を狙った取引においても取引コストを抑えられます。

総合力の高いFX会社なので、豪ドル/円のスワップによる長期運用と為替変動を狙った短期売買のどちらにもおすすめです。

少額で低リスクに豪ドル取引したいなら:YJFX!

3社目は、あのヤフーグループのFX会社であるYJFX!です。

豪ドル/円のスワップポイントが高いのはもちろん、こちらもスプレッドが業界最狭水準で短期売買にも向いています。

また、最低取引単位は1,000通貨(多くは1万通貨)なので、初期費用を抑えて少額からFX取引を始めたい方におすすめです。

2020年以降の豪ドル見通し:良好です。

ここまで読んでいただきありがとうございます!

最後に、『見通しが明るい理由5つ』と『注意点3つ』をもう一度確認しておきましょう!

見通しが明るい理由5つ

  1. 70円台は割安だから
  2. RBAが2021年は見通しが明るいと主張しているから
  3. RBAが個人消費の回復楽観的な見方を示してるから
  4. 財政改善の余地が大きいから
  5. 野村證券の豪ドル見通し

注意点3つ

  1. 大規模森林火災の影響
  2. 2020年4月に追加仕上げの可能性あり
  3. コロナウイルスの悪影響

繰り返しになりますが、豪ドル運用するならLIGHT FXが最もオススメですよ!

高スワップポイントで、低コストに運用できるので、リスクを低くし豪ドル運用したい方にオススメですね。

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荒木 教弘

荒木 教弘

当サイト編集長。株・FXトレード歴は約10年。プログラマ経験を活かし、MT4を使った自己流のチャート分析でトレードを開始。すぐに大きく利益を出したが、それ以上の損失を出して資産を減らす、という投資初心者にありがちな失敗を経験。現在は、一回の取引に一喜一憂せず、堅実に利益を積むように心掛けてトレードを継続中。

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