FXとは何か?いますぐ役立つFX用語の基礎知識

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FX とは

FXは交換する2つの通貨があって初めて成立します。

その組み合わせを通貨ペアといいます。

日本円とアメリカドルの組み合わせを米ドル/円と呼びますが、日本円をアメリカドルに両替する取引を「円買い」、アメリカドルを日本円に両替する取引を「円売り」と表現することが多いです。

この表現は、日常生活でもニュースなどでよく耳にすることと思います。

日本人にとっての身近な為替取引とは、基本的に海外旅行で行うような自国通貨の日本円と海外通貨とのエクスチェンジが主で、「米ドルに両替する」といえば、それが日本円を売って米ドルを買う取引だと直感的にわかります。

しかし外国人には、これだけではどの通貨を米ドルに交換したのかわかりません。

そこでFXの世界では「米ドル/円買い」と呼ぶのです。

FXの世界に入るのであれば、最初に覚えないといけない独特な表現といえるでしょう。

そしてさまざまな通貨ペアの交換比率は、為替レートと呼ばれる金額一覧表に掲示され、その為替レートを元に日本企業は輸出入の金銭取引を行なっているのです。

為替レートで「米ドル/円」が「100(買)」と表示されていれば、1ドルを100円で買えることになります。

相場が変動するだけで、利益が生まれるFX!

FX 相場1ドルを100円で買い、為替レートが1ドル120円になったときにそのドルを売ると、手元の財布には120円が戻ってきます。

もともと100円で買ったものが120円になったわけですから20円の儲けになりますよね。

「ドル/円買い」の場合、表示されているレートが上昇すれば儲かり、逆に下落すれば損をすることになります。

ドルを買った場合、日本円の価値が米ドルに対して安くなる「円安」になると利益がでます。

円安とは「米ドル/円」のレートが買ったときより上昇したときのことです。

円高・・・米ドル/円が下がる

円安・・・米ドル/円が上がる

このように「高い/安い」の表現が真逆になっているので、これが日本人を戸惑わせる原因になっていると言えるでしょう。

FXでは「米ドル/円」の上昇/下落で考えたほうが取引しやすいので、「円高・円安」という言葉はいったん忘れたほうが抵抗ないかも知れませんね。

24時間いつでも取引できるのはFXだけ!

24時間稼働株や債券といった金融商品には物理的な「取引所」がありますが、FXには決まった取引所というものがありません。

FXの場合、世界の主要な金融機関同士が取引所を通さずに、一対一で取引が行われているのです。

「取引所がない」というと不安に感じる方もいるかもしれませんが、世界中の銀行間ネットワークを通じて取引されているので、コンピューターのシステムダウンや取引所の封鎖などとも無縁なので安心です。

全世界におけるFXの取引総額は1日で500兆円を超えると言われています。

日々の取引総額が2~4兆円の東京株式市場などと比べても、その取引額は膨大で、まさに世界中の投資家が集う巨大市場なのです。

取引は地球の時差に合わせて、東京からロンドン、ロンドンからニューヨークと、世界各地の銀行を通じて1日中行われています。取引時間は、日本時間の月曜日早朝から土曜日早朝まで。毎日、FX会社が取引の清算やシステム点検を行う早朝の数分間を除いて、ほぼ24時間いつでも取引できます。

「買」だけではなく「売」からも入れるから取引時間は選びません!

昼間は仕事をしているサラリーマンは、夜間のロンドン市場やニューヨーク市場でトレード。

昼間に時間がとれる主婦の方々は、東京市場でトレード。

このように人それぞれ、さまざまなライフスタイルに合わせてトレードできます!

それはFX最大の魅力である「買い」からも「売り」からも入ることができるため、円安・円高の両方で儲けられる仕様だからです。

為替レートは上がるときもあれば、下がるときもあるので、外貨預金や株の現物取引のように「買い」からしか入れないなどと制限を受けてしまうと、為替レートが上昇しているときしか儲からず、本来FXでは取れる「売り」の利益の部分をみすみす逃してしまうことになります。

FXは外貨を買う取引だけでなく、手元にない外貨を売る取引もできるので、買いだけの取引に制限されることなく、外貨を売る取引をすれば、外貨が下落して円高が進んでいるときにも利益を上げるチャンスがあります。

円高・・・外貨売り
円安・・・外貨買い

このように「売り」と「買い」を組み合わせることによって、円安が続いて外貨が値上がりする局面だけでなく、円高が続いて外貨が値下がりする下落相場でも、買いと売りをうまく使い分ければ利益を上げ続けることができます。

たとえば、1ドル120円のときに、米ドル/円を売った。

その後1ドルが100円まで下落すると、120円で売った米ドル/円を100円で買い戻せるため、差額の20円が儲けになります。

FXの要である「レバレッジ」の仕組みを知ろう

FX レバレッジレバレッジはもともと「レバー」つまり「てこ」の作用を意味しています。

なんていう説明は少し調べればどこのサイトにも載っていますね。

我々FX利用者側の立場に立つと、「少額での取引が可能かどうか」という点に関係した事柄となります。

証拠金(投資金としてFXの口座に預けている金額)の何倍相当の取引が可能という事です。

5,000円の投資金額で、レバレッジが25倍だと、125,000円相当の取引が可能です。

取引通貨単位(最小の取引単位)が1,000通貨単位の会社が大半ですので、米ドル円だと、これで1通貨単位(1,000ドル)の取引が可能という事です。

一時、これが400倍なんていう取引会社もあったようで、5,000円の投資で200万円相当の取引が可能になります。

ただ、証拠金に対して損失が大きくなると、ロスカットという強制決済が待っています。

200万円相当の取引をしていますので、米ドル円で1ドルあたり0.1円動けば1,600円動くことになります。

証拠金5,000円が50%以下になるとロスカットされるため、ミスの許されない相当シビアな取引になるという事がよく分かると思います。

現在、ほとんどのFX取引会社の最大レバレッジは25倍です。

そこで、常に25倍で勝負するかどうかはまた別の話です。

また、取引通貨単位が1000通貨単位の会社が多いため、1000米ドル取引するために5,000円程度必要というのは、ここまで読んで頂ければお分かりの通り、逆算しているに過ぎません。

この事を言い換えると、「5,000円程度からでも投資可能」という文言になります。

そのため、直近では見たことがありませんが、1米ドル=125円を超えると、5,000円の25倍レバレッジでも1000通貨単位の取引が出来ません。

ただ、株式投資と違い「購入に必要な金額を全額用意しなくてもいい」というこの「レバレッジ」のシステムがFXの魅力の一つであるというのも事実です。

レバレッジは適宜変更可能な会社がほとんどですので、最初は低めにしながら、慣れてきたら上げていくというのもいいかもしれません。

当然、レバレッジを下げるというのはその分投資に必要な額が上がったり、損益の幅が小さくなります。

逆に通貨単位に注目して、より取引通貨単位が低い所を探すのも手です。

例えば、米ドル円で1,000通貨単位の取引をしようと思えば、1ドル=111円換算で本来は111,000円必要です。

他方、レバレッジが25倍であれば111,000円÷25で4,440円で取引が可能です。

さて、レバレッジはここからがポイントですが、レバレッジを掛けることで「身の丈以上の」額面で取引する事のリスクは何でしょうか。

よく聞くのは 「その分リスクも大きい」という主張です。

これは本当でしょうか。

では、いつも通り実際の数字を見ていきましょう。

A.レバレッジ1倍で1,000通貨を「買い」で保持しています。

 0.1円相場が上がったので 、「売り」を行い、利益を確定させました。

B.レバレッジ25倍で1,000通貨を「買い」で保持しています。

 0.1円相場が上がったので、「売り」を行い、利益を確定させました。

さて、AとB、どちらが多くの利益を出したでしょうか?

これは少し意地悪な質問でしたが、そうです、答えは変わりません。

「通貨単位」をベースに話をしたとき、損益は単純に所持通貨単位数×変動分となります。

たとえば。

・1,000通貨単位を保持し、0.1円の変動

→「通貨ペアに限らず」、100円の損益

米ドル円を1,000通貨を111.1円で買い、111.2円で売りました。
→100円の利益。

※ちなみに、「ドル円」は「1ドルあたり何円」という相場ですので、この場合1,000通貨単位は1,000ドルとなります。

レバレッジは大でも10倍まで

レバレッジが問題になるのは、取引に失敗して証拠金が目減りしているときです。

 

レバレッジが高すぎると、予想外の値動きに対処できなくなります。

当初は安全と思っていても、為替変動次第で倍率が急上昇し、危険水域に達するのがレバレッジの怖さなのです。

外貨預金より断然安いFXの手数料

FX 手数料外貨預金の場合、メガバンクなどでは、米ドル預金で片道1円、往復で2円もの為替手数料が徴収されます。

オーストラリア(豪)ドル預金など、米ドル以外の外貨預金では、手数料が2~3円と非常に高額になるのが一般的です。

それに対して、FXの売買にかかるコストには、取引する際の買値と売値のわずかな価格差の、スプレッドがあります。

その金額は各社の競争もあり、1銭~0・1銭程度。

今流行りの自動売買の場合、スプレッド以外の手数料が発生しますが、それを含めても驚くほど低コストで投資ができます。

FX会社の取引画面を見ると、さまざまな通貨ペアのレート表示画面に「買(ask)」「売(bid)」という2つの価格が表示されています。

当然ですが、同じタイミングでも売値と買値は差があります。

基本的には買値より売値の方が安くなっています。

そうしないと、「買い」→「売り」を繰り返すだけで利益出し放題になりますね。

そして、相場の変動を見ながら「安く買って高く売る」、もしくは「高いときに売りから入って安くなったら買い戻す」。

このどちらかで利益を出していきます。

通貨ペアごとのスプレッド

通貨ペアによって、このスプレッドが大きく設定されているものがあります。

チャート的に売りか買い、どちらか片方だけのチャートを見て、決済タイミングを見ているとこれに気づきません。

スプレッドが大きいというのは「売りと買いの金額差が大きい」事ですので、買った(もしくは売った)瞬間からマイナスが高めに付くことになります。

これは、政治や経済リスクなどの変動リスクが高いと見られる通貨を含むペアで起こりやすい事態です。

しかし、FXのスプレッドはそれだけではありません。

FX業者ごとのスプレッド

FXの取引会社各社は、通貨ペアごとにスプレッドを決めています。

つまり、手数料的に取引会社がスプレッドにプラスオンしているという事です。

現在、多くの取引会社は「取引手数料」そのものは無料です。

但し、このスプレッドは利用者側からすると手数料と同義となります。

原則固定のものが多いですが、一例として初心者に人気の米ドル円ですと、0.3銭の会社がほとんどです。

1,000通貨単位の取引通貨単位が多いので、その場合で考えてみますと、0.3銭×1,000=3円(300銭)のコストが掛かっているという事です。

一方、私がやけどしたのは、ZAR(南アフリカランド)円の取引です。

スプレッドが1.4銭で設定されている上に、取引通貨単位が10,000通貨単位となっています。

スプレッドだけで140円ですので、それを上回る変動によって利益を出さなくてはなりません。

原則固定の落とし穴

さらに、この原則固定」スプレッドに「例外」が存在します。

月曜の取引開始時や政治局面等、大きく相場が動くときは、固定スプレッドが適用されないケースがありますので、取引会社の条件をよく確認する事をお勧めします。

最初から中・長期的に保持する事が目的であればスプレッドより、中・長期保有のメリットが多い会社を選ぶ形になるかと思います。

ですので、取引会社の比較よりは、私の失敗談のように普段取引していない通貨ペアの取引や、日々の取引時に固定スプレッドが適用されているか等、個々の取引における注意が大事かと思います。

特に為替レートの値動きが急変動しているときは、スプレッドが大きく広がる傾向が強くなるので要注意です。

それは、どんなFX会社でも同じで、特にドル/円やユーロ/ドルのようなメジャー通貨ペア以外ではより顕著です。

こうした通貨では、値動きが激しいときには新規注文も決済注文も成行注文形式では成立(「約定(やくじょう)」といいます)しないこともあります。

相場が大荒れになりそうだとあらかじめ予想できる場合は前もって準備しておきましょう。

レバレッジのリスクとは何なのか

FXの取引では、投資に使用するお金は取引専用の口座に移し、これを「証拠金」と呼びます。

そして、この証拠金で取引をします。

ここで少し考えて欲しいのですが、よく言われる「5,000円から取引可能」というキャッチフレーズ。

これはなぜ可能なのでしょう。

ごく一部の会社で「1通貨単位から取引可能」というのもありますが、基本的には最小の通貨単位は1000通貨単位、あるいは1万通貨単位の会社が大多数です。

米ドル円で言えば、1,000通貨単位=1,000ドル買い付けするのに11万円程度は必要なはずですが・・・?

この答えが「レバレッジ」です。

例えば、レバレッジ25倍の場合、先の米ドル円を1,000通貨単位取引するためには、5,000円弱で可能です。

では、レバレッジをかけるリスクは何なのか。

それは余剰分の差です。

5,000円の証拠金で米ドル円1000通貨単位の取引をした場合、余剰は数百円しかありません。

この余剰はそのまま「マイナス変動した時の残り体力」と考えれば分かりやすいでしょうか。

先述の通り、0.1円動けば100円の損益に直結しますので、大幅な価格変動に耐えられません。

ただ、これは5,000円のレバレッジ25倍で米ドル円1,000通貨単位の取引をしても、レバレッジ1倍で125,000円で1,000通貨単位の取引をしても余剰金への影響度合いは全く同じです。

利息ももらえるFX!

FX 利息初心者の中には「外貨預金だと利息がもらえるが、FXではもらえない」と勘違いされている方もいるようですが、FXでも金利がしっかりもらえます

銀行の外貨定期預金だと、満期日まで保有しないと利息がもらえませんが、FXの場合毎日もらえます

そしてFXもレバレッジを掛けなければ為替変動によるリスクは外貨預金と変わりません。

外貨預金の利息に相当する、FXの金利収益はスワップポイントと呼ばれ、日本円など金利の低い通貨を売って、金利が高い国の通貨を買うと、通貨ペアの金利差分を収益として受け取ることができます。

各通貨ペアのスワップポイントは毎日のように変わります。

ただ注意したいのは、高金利通貨を売って低金利通貨を買う取引をすると、スワップポイントがマイナスにもなるということです。

また新興国通貨や資源国通貨など、主要国通貨以外の通貨は取引量が少ないため、値動きが荒くなる傾向があるので暴落や高騰には十分注意が必要です。

FXの相場を動かしている人たちはどんな人?

FXの舞台である外国為替市場は1日の取引高が500兆円を超える巨大市場です。

その相場を支えているのが「機関投資家」と呼ばれるプロたちで、資金量や情報量で個人投資家を上回る「圧倒的強者」的存在です。

しかしそんなプロにも2つのタイプがいます。

<タイプ1>

純粋に為替の値動きから利益を得ようとする投機筋(代表格はヘッジファンドや金融機関の為替トレーダーたち)。

彼らの取引スタイルは、とにかく頻繁に短期売買を繰り返すことです。

投機筋の売買が相場を急変動させる元凶になることもありますが、彼らがいることで市場に厚みが増し、いつでも取引できる流動性が確保されているといっても過言でないので、FX相場には必要不可欠の存在といえるでしょう。

<タイプ2>

実需筋と呼ばれる勢力で、輸出入など貿易を行う企業が中心です。

外国に製品を売って儲けるタイプの、たとえば車などの輸出業者は、海外で稼いだ外貨を少しでも高いレートで日本円に両替したいと思っていますよね?

逆に原材料を海外に頼っているような輸入業者は、為替レートが円高に振れたほうが原材料を安く仕入れることができるので有利ですし、また長期投資を前提に取引する世界各国の年金ファンドや国富ファンドなどもこの類・・・実需筋に加えてもいいでしょう。

買い手と売り手のバランスを見極めよう

為替相場の値動きは、上に挙げたようなプロの投資家が、さまざまな世界の経済ニュースに「どう反応するのか?」で決まります。

相場を動かす直接の要因は、大口を投入できるプロは売るのか買うのかという需給関係です。

FXは世界経済に敏感でいなければいけないのではなく、世界に君臨するプロの、投資の動向に敏感でいることが大切なのです。

中央銀行が決める「政策金利」って何?

FXで成功するには、為替レートがどんな要因で動くのか、多少なりとも知っておくことが大切です。

為替変動の第1の要因といえるのは各国の金利動向ですが、世界の国々には、その国の通貨を発行する「中央銀行」があります。

日本でその役目を担っているのは日本銀行(日銀)ですよね。

米国ではFRB(連邦準備制度理事会)

ユーロ諸国ではECB(ヨーロッパ中央銀行)

と最低これくらいは覚えておきましょう!

<各中央銀行の役目について>

それぞれの国や地域の景気や物価の動向をもとに、国内に流通する通貨の供給量を調節します。

その調節手段が、民間の金融機関向けに資金を供給するときの短期的な貸し出し金利なのです。

この金利は政策金利と呼ばれ、その上げ下げが為替レートの値動きにも非常に大きな影響を与えます。

全世界が注目する政策金利とは?

各国中央銀行が政策金利を決定する会合には、世界中の投資家の注目が集まります。

中でも世界の基軸通貨・米ドルを発行するFRBが政策金利を決定するFOMC(連邦公開市場委員会)は年8回開かれ、世界中の投資家の注目の的になります。

2014年からジャネット・イエレン氏がFRB議長となっていますが、彼女の発言に相場が敏感に反応するのは、全世界が注目する米ドルの政策金利を握っている代表者だからなんですね。

そしてつい先日、2017年6月14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で3カ月ぶりの利上げを決めたことも記憶に新しいです。

利上げ幅は0.25%で、年内さらに1回、2018年中にも3回の利上げを見込む政策シナリオを維持しました。

イエレン氏は量的金融緩和で膨らんだ保有資産の圧縮にも「年内に着手する予定だ」と正式に表明しましたが、中央銀行が政策金利を引き上げるのは、その国が好景気で経済に過熱感があり、物価が上昇傾向(インフレ)のときです。

利上げされると金利収入も増え、また好景気で投資チャンスも豊富なので、その国の通貨に人気が集まり、為替レートの上昇要因になります。

逆に経済が冷え込み、物価も下落傾向(デフレ)の時は、中央銀行は政策金利を引き下げて景気を刺激しようとします。

利下げやさらなる金融緩和は通貨下落の引き金になりますので、舵加減は大変難しいものとなりますが、そのアメリカが利上げを決めたということは、アメリカの景気も上向きになりつつあるということなんでしょうか。

このように世界の経済指標も読み解くと、今後のFOMCの動向に目が離せなくなりますね!

利上げ=通貨高
利下げ=通貨安が原則

ただし、2008年秋に発生した未曾有の金融危機リーマンショック以降は景気を刺激するため、日本だけでなく欧米各国の金利もほぼゼロに近い状況となりましたので、一概にこの法則があてまはるとは限りません。

高金利だと今後さらに利下げされる余地が豊富なため、将来の利下げリスクで通貨が下落することもあるからです。

為替に影響を与えるのは現状の金利水準以上に、将来の金利の見通しだということは覚えておきましょう。

正しく理解できている?「リスクオフ」と「リスクオン」

為替を動かす最大の要因といえるのが、各国の景気動向ということは、先ほどお話しました。

政策金利が上昇中の景気の良い国があれば、その国に投資したほうがビジネスチャンスもありますよね?

政策金利が高ければ投資すれば高金利が得られるので、投資家が注目し、さらに価格は上昇します。

反対に景気が悪く、少しでもお金のめぐりをよくしようと利下げに動いている国は、金利も低くリスクも高いので為替を支える投資家たちも遠のき、結果通貨は下落傾向になります。

景気のいい国の通貨は強くなり、不景気の国の通貨は弱くなるというのが為替変動の大原則、つまりお金はお金が好きだから、お金があるところに集まるっていうことなんです。

リスクオフには、世界経済全体にアンテナを張り巡らそう

最近はグローバル化の影響で、ある特定の国だけ景気がいいとかいう環境ではなく、世界全体の景気が良い・悪いという流れになってきています。

そのため世界経済全体にとって悪いことが発生すると、世界中のハイリスクな資産が叩き売られ、安全でローリスクな資産に世界中の資金が集まる傾向にあるといっても過言ではないでしょう。

このような動きをリスクオフといい、このリスクオフのときに買われる安全資産として、日本円スイスフラン、米国ドル、金があります。

世界経済の見通しが良好なときは、株や原油などの商品、高金利通貨や新興国通貨などハイリターンが望めるハイリスクな金融商品が人気となり、これを「リスクオン」と呼びますが、この時の安全資産・・・つまり日本円などは売られるため下落し、円安が進むという仕組みになっているのです。

つまり日本の景気がいいか悪いかよりも、世界経済全体を見渡したうえで、日本円は売られる立場なのか、買われる立場なのかを考えることが大事とい

経済指標を見逃すな!為替が動く最大のチャンス

毎日のように発表され、為替レートを動かす要因となる経済指標には、各国の経済規模を示したGDP(国内総生産)をはじめ、さまざまなものがあります。

国の経済活動は、大きくわけると、個人(家計)の消費活動、企業の生産・投資活動、公共投資など国の財政支出の3部門から構成されていますが、経済指標の中でも注目されているのはGDPが世界1位の米国指標です。

しかし近年では、一時期バブル到来と騒がれていた中国経済も注目されるようになり、悪いニュースが出ると中国に資源を輸出するオーストラリアや、新興国の通貨も一緒に影響を受けることになります。

経済指標と言えばコレ!泣く子も黙る米国雇用統計

FX 指標中国の経済指標も大事ですが、やはり最重要指標といえば、誰が何と言おうが米国雇用統計です。

やはりアメリカ経済が他国へ与える影響は計り知れないものがあるため、米国の失業率や新規雇用者数の改善が続けば、米国経済の本格的な回復に期待でき、米国中央銀行FRBも利上げしやすくなるので、この指標が発表されると相場は大荒れすることが多いです。

米国雇用統計は、毎月第1金曜日の日本時間午後10時30分(夏時間では9時30分)に発表されるので、初心者は取引を控えるように促されることも多いのですが、逆にハイリスクを覚悟にハイリターンを狙い、あえてこの相場に飛び込む一般トレーダーもいるほどで、どちらにしろトレーダー泣かせの指標だと思います。

ただ今でこそ最重要指標とされている米国雇用統計ですが、ひと昔前は米国を中心に空前の好景気が続いたため、FX市場で最も注目された経済指標は、消費者物価指数や小売売上高など、個人消費を知ることができる指標でした。

このように時代によって、市場が注目する経済指標やテーマは変化します。

なので常にアンテナを高く持ち、社会の変化に迅速に対応する柔軟さを持つことが、これからのトレーダーに必要不可欠な要素ではないでしょうか。

初心者が押さえるべき経済指標

米国雇用統計

米国労働省が毎月第1金曜日午後10時半に、平均時給や週間労働時間など前月の雇用状況を示す10数項目の数字が発表されます。

失業率

リーマンショック後の2009年10月には10%に到達しましたが、最近は完全雇用に近い4%台半ばで推移しています。

非農業部門新規雇用者数(NFP)

前月に非農業部門の新規労働者がどれだけ増えたかを示す米国の統計です。

全国事業所の給与支払い帳簿をもとに算出されm20万人超が続くと景気回復と判断されるようです。

米国GDP

米国内で生み出された付加価値の合計、1・4・7・10月後半に四半期ごとの速報値が発表されます。

伸び率が2期連続マイナスだと景気後退傾向と判断されます。

消費者物価指数(CPI)

米国GDPの7割を占める個人消費者向け最終製品・サービスの価格を指数化したもので毎月15日前後に発表されます。

中でも「コア指数」が重要なのでチェックしましょう!

小売売上高

毎月第2週に発表される、米国経済を牽引する個人消費の動向がわかる指標です。

好景気やインフレだと上昇しm経済の過熱感・冷え込みを見るのに最適なため市場ではチェックされます。

消費者信頼感指数

米国民の消費者マインドを指標化したもので民間調査機関コンファレンスボードが算出します。

毎月25日以降に発表され、景気先行指数として重要です。

ISM製造業景況指数

ISM(全米供給管理協会)が全国製造業者から景況感を聞いて指数化したものです。

PMI(購買担当者指数)の一種で、50が好況・不況の分水嶺になります。

鉱工業生産指数

毎月15日前後に発表される、米国の鉱工業部門の生産活動を指標化したものです。

4ヵ月に1度のGDPより頻度が多いので、速報性が高いので市場が反応する材料になります。

円高、円安を決める指標

GDP

国内の経済活動で生まれた付加価値の合計で、四半期ごとに速報値を発表され、名目GDPと実質GDPがあります。

消費者物価指数(CPI)

全国消費者が購入する商品、サービスの価格を指数化したものです。

インフレ/デフレの目安になる大事な指標。

価格変動の激しい生鮮食品を除いたコアCPIも判断の一つとなる指標です。

日銀短観

「全国企業短期経済観測調査」といい、日銀が全国1万社の企業に景況感を聞き取り調査したもので、その結果を指数化した「DI」が発表されます。

主要国の政策金利

連邦公開市場委員会

日本時間深夜4時15分ごろに発表される、米国の政策金利の利上げ・利下げなど金融政策を決定する会合で、米国の中央銀行FRBが年8回開催されます。

欧州中銀政策理事会

日本時間午後9時45分ごろ発表される、ユーロ圏の統一的金融政策を決める欧州中央銀行(ECB)が開催し、約1カ月ごとに政策金利を決定する会合があります。

日銀金融政策決定会合

日本銀行が年8回おこなう政策金利などを決定する会合です。

開催後午後0時~午後1時頃に結果が発表される、別名「日銀砲」とか、「黒田砲」(現在の日銀総裁は黒田総裁な為)とかいわれていますが、とにかく円相場に多大な影響を与えることで有名。

中国経済の判断材料

人民元レート

人民元には中国人民銀行が管理するオンショア取引と自由な海外オフショア取引があります。

中国製造業PMI

中国の製造業購買担当者の景況感を指数化したもので、50以上なら景気拡大、以下なら縮小と判断。民間と政府がそれぞれ発表しており、これも発表されると市場が荒れることが多いですね。

貿易統計

中国税関が発表する中国の貿易総額、輸出額、輸入額などの統計したものです。

海外への輸出で経済発展してきた中国経済の過熱感や停滞を予測できる重要指標といえるでしょう。

注意すべき主要国通貨の独特な値動き

FX 独特の動きFXの主要通貨には、独特な値動きがあります。

日本円も然りで、我が国の通貨は、世界的な金融危機や景気悪化などに市場の注目が集まり「リスクオフ」が進むと買われやすい通貨です。

日本円が究極の逃避資産とされる理由は、日本が世界最大の債権国である点や、デフレで物価下落が進んでいるため、相対的にお金の価値が上がっているからです。

なので現在、日銀は脱デフレのため、大規模な金融緩和を行って金利を下げ円安誘導を図ってはいますが、世界経済の不安定さや、北朝鮮など様々な危険要素があるため、なかなかうまく円安に誘導できないでいることも確かです。

反対に円安が進むのは、米国や中国などの経済が安定し、世界経済が順調に成長を続けているときです。

こういうときは低金利の日本円で資金調達して高金利の外貨に投資する「キャリートレード」という取引が盛んになるので、新興国通貨など高金利外貨を買って儲ける人も増えてきます。

米ドルの場合は、世界の基準通貨としての役目を担っているので、米国内の景気に素直に反応します。

景気がよくなればドル高、悪くなればドル安が進み、また「有事のドル買い」と言われるように、世界で戦争やテロ紛争などが起こると日本円同様、買われやすくなることは覚えておきましょう。

ユーロの動きにもクセがあります。

ユーロ経由で南米や中東、東欧などに投資が行われているので、リスクオフで売られ、リスクオンで買われやすくなるでしょう。

季節で見るFX

FXは365日24時間稼働していますが、相場の機動力となっているのが海外の投資家たちなので、1月から12月までの値動きには特徴があります。

1~3月はお互い手の内を探り合う前哨戦の時期ともいえ、比較的落ち着いた相場が多いです。

4月はまた、その年の利益を確保するため本格的に活動を始めるので、相場が活発になってきます。

5月は売りの5月といわれるように、日本企業大手の3月の決算が出そろうこともあってか、高騰・暴落など起こりやすくなります。

6月は7月は夏休み前に稼いでおきたいプロの事情もあり、また値動きが荒くなります。

8月は長い夏休みをとるプロの投資家が多いため、相場は膠着状態になってることが多いですね。

9月に入ると、そろそろプロも期末を意識した動きになり、利益確定に走りがちなので、これまでとは反対方向のかなり大きな値動きが生まれることが多くなります。

10~11月は翌年に向けて新しいトレンドが次第に生まれてくる時期でもあり、成績不振のプロが一発逆転を狙って大きな取引をしてくるので相場が荒れ模様になりがちなので初心者は飲み込まれないように気をつけましょう。

11月末から12月末にかけては、ヘッジファンド、そして海外の機関投資家と決算を迎えるので、決算前は値動きが荒くなる傾向になるでしょう。

そして12月のクリスマス商戦後から新年までは、休みモードになるため相場も閑散としてきます。

FX市場は時間帯ごとの特徴もある

FX 稼ぎ場FXは時間帯によっても独特な値動きがあります。

1日の為替市場は午前5~6時にNZのウェリントン市場で始まりますが、最初は閑散としています。

取引に厚みが増すのは東京市場が始まってからと思ってください。

午前9時前には日本国内の各種経済指標が発表され、午前9時からは株式市場がオープンします。

為替と日本株は「円高株安」「円安株高」という相関性で動く傾向が非常に強くなっているので、東京時間にトレードする場合株の動きにも注意を払うといいと思います。

午前9時55分はその日の外貨預金などの交換レートとなる「東京仲値」が決まる時間帯なので、実需派の機関投資家や日本企業の介入で相場は乱高下しがちです。

初心者は東京仲値を過ぎた時間からトレードすると決めている人も多いので、不慣れな間は相場が落ち着く11時ごろからトレードするといいかもしれませんね。

FX一の稼ぎ場は夜9時から深夜1時

なんといってもFXの醍醐味は夜、それも深夜でしょう!

まず筆頭は午後5時に世界一の取引高を誇るロンドン市場が始まります。

4時半くらいからぼちぼち相場が動き始め、5時になると一気に値動きが激しくなります。

ロンドン市場は上なら上、下なら下と、一定方向のトレンドが数時間続くこともあるので、ロンドン市場は順張りをモットーにするとよいかもしれませんね。

そして午後9時頃には待望のアメリカンが登場です!

ニューヨーカーが動きだし、FXの取引高は1日の中でも最高潮に達します。

ロンドン市場が作ったトレンドが継続する場合もあれば、午後10時半と午前0時頃に発表されるものが多い米国の経済指標や午後11時半のニューヨーク株式市場の取引開始(一番激熱)で、流れが大きく変わることもしばしばで相場の変動率が高まります。

この時間帯が最もデイトレーダーが集中する時間といえるでしょう。

FXとはなにか?

ひとつ言えることは、FXは決してギャンブルではありません。

りっぱな投資なのです。

どんな投資でもいいですが、自分が資金を出して何かに投資をするとき、まったく知りもしないことに投資はしないと思います。

FXもそれと同じで、FXのことをきちんと理解していないのであれば手を出すべきではなく、手を出す以上最低限の勉強はして挑んでほしいとおもいます。

なので今回は、FXを始める人は絶対に知っておいてほしい基礎的なことをまとめた記事にしてみました。

これを読んで理解していただければ、とりあえず明日からあなたもFXのことを何も知らない人ではなくなるでしょう!

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