FXの通貨ペアとは?初心者におすすめな通貨ペアは1つだけ!

FXの通貨ペアは何を選べばいい?

この記事で解決できる悩み

  • 通貨ペアの特徴について知りたい
  • 通貨ペアを選ぶ時のポイントが知りたい
  • 初心者におすすめの通貨ペアはどれなの?

この記事で解説する「通貨ペアの特徴」を理解すれば、FX初心者でも取引スタイルに応じたおすすめの通貨ペアが判ります。

なぜなら、私もこの方法でメジャー通貨の特徴や、初心者におすすめの通貨ペアが知りたいという悩みを解決できたからです。

それでは、以下で「通貨ペアについての基礎知識4つ」について紹介します。

『様々な通貨ペアで取引したい人』『初心者向きなFX会社で取引したい人』は、『通貨ペアが多いおすすめFX会社3社』をクリックすると該当箇所に飛べますよ!

通貨ペアについての4つの基礎知識

最初に、通貨ペアの4つの基礎知識を確認しましょう。

基礎知識4つ

  • 通貨ペアとは何か
  • FXで取り扱われている通貨数
  • 銭とpips
  • 各FX社の取り扱い通貨ペアの数

それぞれの内容について、以下で詳しく解説します。

基礎知識1:通貨ペアとは何か

通貨ペアってそもそもなんだろう?
通貨ペアとは、二ヶ国の通貨の組み合わせを指しますよ。
通貨ペアは基本的に、通貨コードで表記されているので頑張って覚えましょう!

例えば、米ドルと日本円の通貨ペアは「米ドル/円(USD/JPY)」と表記されます。そして通貨ペアの「/」の左側が基軸通貨、右側が決済通貨です。

FXの取引は、基軸通貨と決済通貨を使って売買することで行われます。

知識基礎2:FXの投資対象となる通貨は約20種類ある

FXで投資対象となる通貨は約20種類あり、それぞれの通貨や通貨ペアによって、さまざまな特徴があります。

FXの投資対象となる通貨には、主要国の通貨だけでなく新興国通貨もあるので、短時間の大きな変動に注意しましょう。

金利の差や国の情勢による通貨の安定性などで、通貨や通貨ペアの特徴が決まります。

国の通貨名 通貨コード
日本円 JPY
アメリカドル USD
ユーロ EUR
英ポンド GBP
豪ドル AUD
NZドル NZD
カナダドル CAD
トルコリラ TRY
南アフリカランド ZAR
中国人民元 CNH

基礎知識3:通貨ペアの単位「pips」と「銭」

3つ目の基礎知識として、通貨ペアの単位である「pips」と「銭」を覚えましょう。

pipsは全通貨ペア共通の単位で、最小通貨単位の100分の1を意味します。一方、銭は1円の100分の1の単位で、日本で使われる単位です。

アメリカだと1pips=0.01セント=0.0001米ドルになりますが、日本だと1pips=0.01円=1銭になります。アメリカの1pips=日本の1pipsではない点に注意しましょう。

基礎知識4:取り扱う通貨ペアはFX会社によって違う

4つ目の基礎知識は、FX会社によって取引できる通貨ペアが違うことです。

それじゃあ使いたい通貨ペアが、気になっているFX会社にないってことも!?
そういうこともあります。なので自分が取引したい通貨ペアを扱っているFX会社を選ぶことが大切ですよ。

以下では、主要なFX会社とその取り扱い通貨ペア数を表で比較していますので、自分に合う通貨ペア探しに役立ててください。

FX会社名 通貨ペア数
ヒロセ通商 50ペア
外為オンライン 26ペア
SBI FXトレード 26ペア
FXブロードネット 24ペア
外貨ex byGMO 22ペア
DMMFX 20ペア
FXプライムbyGMO 20ペア
GMOクリック証券 20ペア

人気FX会社の通貨ペア数比較

ここでは、人気のFX会社の取り扱い通貨を一覧表で比較するので、通貨ペアの取り扱いについて確認しましょう。

比較するFX会社は以下の3社です。これらのFX会社は最後の方に詳しく紹介します。

特に新興国通貨の取り扱いでは大きな差があるので、そういった通貨ペアで取引したい人はFX会社をしっかり選びましょう。

FX会社名 通貨ペア数 取り扱う通貨ペア
 外為オンライン 26ペア 米ドル/円
ユーロ/円
英ポンド/円
豪ドル/円
NZドル/円
カナダドル/円
スイスフラン/円
豪ドル/スイスフラン
豪ドル/NZドル
ユーロ/豪ドル
ユーロ/カナダドル
ユーロ/スイスフラン
ユーロ/英ポンド
ユーロ/NZドル
ユーロ/米ドル
英ポンド/豪ドル
英ポンド/スイスフラン
英ポンド/NZドル
英ポンド/米ドル
NZドル/米ドル
米ドル/カナダドル
米ドル/スイスフラン
南アフリカランド/円
トルコリラ/円
メキシコペソ/円
SBI FXトレード 26ペア 米ドル/円
ユーロ/円
ポンド/円
豪ドル/円
NZドル/円
カナダドル/円
スイスフラン/円
南アフリカランド/円
トルコリラ/円
中国人民元/円
韓国ウォン/円
香港ドル/円
ユーロ/米ドル
ポンド/米ドル
豪ドル/米ドル
NZドル/米ドル
米ドル/カナダドル
米ドル/スイスフラン
ユーロ/ポンド
ユーロ/豪ドル
ユーロ/NZドル
ユーロ/スイスフラン
ポンド/豪ドル
ポンド/スイスフラン
豪ドル/NZドル
豪ドル/スイスフラン
 FXブロードネット 24ペア 米ドル/円
ユーロ/円
英ポンド/円
豪ドル/円
NZドル/円
カナダドル/円
スイスフラン/円
南アフリカランド/円
ユーロ/米ドル
英ポンド/米ドル
豪ドル/米ドル
NZドル/米ドル
米ドル/カナダドル
米ドル/スイスフラン
ユーロ/英ポンド
ユーロ/豪ドル
ユーロ/NZドル
ユーロ/カナダドル
ユーロ/スイスフラン
英ポンド/豪ドル
英ポンド/NZドル
英ポンド/スイスフラン
豪ドル/NZドル
豪ドル/スイスフラン

FXにおける主な国の通貨の特徴

FXでは、通貨によってさまざまな特徴があるので、主要な通貨の特徴を比較した表を作ってみました。

日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドルについて解説します。

 国の通貨名 通貨の特徴
 日本円 低金利かつ為替変動が安定的なのが特徴で、世界的に悪いニュースが出るとリスク回避のために買われやすい傾向がある通貨です。
米ドル・ユーロと合わせて「世界三大通貨」とも呼ばれています。
米ドル 世界最大の取引量を誇る通貨で、流動性が高く値動きも安定しています。
アメリカに関するニュースも入手しやすいため、初心者がFXを始めるには最もおすすめな通貨です。
ユーロ EUで使われている主要通貨のひとつで、取引量が多く低金利なのが特徴です。
米ドルの動きに連動する傾向があり、情報配信も多く為替変動も安定しています。
英ポンド イギリスで使われている通貨で、米ドルやユーロよりも為替変動が大きいです。
最近はイギリスのEU離脱問題で相場が荒れる傾向にあり、初心者には、あまりおすすめできない通貨といえます。
豪ドル オーストラリアで使われている通貨で、金利が高いのが特徴です。
そのため、豪ドルを買って円やユーロといった低金利通貨を売る「スワップ投資」に人気があります。

ドルストレートとクロス円

代表的な通貨の特徴を理解していただいたところで、次は「ドルストレート」と「クロス円」について押さえましょう。

通貨ペアは米ドルを中心に考えられています

ドルストレートとクロス円の仕組みや違い、初心者にはどちらがおすすめなのかについてみていきましょう。

ドルストレートとは

ドルストレートとは、米ドルを含む通貨ペアで、値動きの予想がしやすいのが特徴です。

米ドルは世界の基軸通貨であり「米ドル/円」や「ユーロ/米ドル」など<米ドルを含む通貨ペアは全てドルストレートになります。

二国間(米ドルともう一ヵ国)の関係で相場の動きが決まるので、相場が読みやすく初心者におすすめです。

クロス円とは

クロス円とは「米ドル以外の通貨/日本円」の通貨ペアを指します。

しかし世界の基軸通貨は米ドルなので、クロス円の通貨ペアは米ドルを介して売買する必要があります。

例えば「ユーロ/円」は「米ドル/円」と「ユーロ/米ドル」の組み合わせとして考えるのです。

クロス円は影響を受ける要素が多いので、相場の動きが読みづらく初心者にはおすすめできません

【おすすめ通貨ペアの紹介の前に】FXで利益を得る2つの方法

FXで利益を得る方法は下記の2つです。

FXで稼ぐ2つの方法

  • 為替差益
  • スワップ

それぞれの方法について、以下で詳しくみていきましょう。

方法1:為替差益により利益を得る

為替差益とは、為替レートの変動を利用して利益を出す方法です。

例えば、1米ドル=100円の時に円を売って米ドルを買い、その後1米ドル=110円になった時に円を買い戻すと、10円の利益を得たことになります。

さらにこの方法は、一回の取引にかかる期間によって4種類に分類できます。

トレードスタイル 4つ

  • スキャルピング(数秒~数分)
  • デイトレード(数分~数時間、一日)
  • スイングトレード(数日~数週間)
  • 長期トレード(半年~数年)

どのくらい保有するかは、自分の取引スタイルに応じて決めましょう。

方法2:スワップ運用により利益を得る

2つ目はスワップ運用で稼ぐ方法で、二国間の金利差を利用し、その金利差に応じたお金を受け取って利益を出します。

銀行の金利や株の配当と違い、スワップポイントは毎日受け取ることができます

スワップ運用におすすめなのは、トルコリラや南アフリカランドなどの新興国の高金利通貨ですが、これらの通貨は相場の動きが不安定なためFX初心者にはおすすめできません

為替差益のおすすめの通貨ペア

取引スタイルが色々あるのは分かったけど、どの通貨ペアが取引に合うんだろう?
以下の取引スタイル別に為替差益で稼ぐときにおすすめの通貨ペアを紹介しますね。

オススメの通貨ペア

  • スキャルピングの場合
  • デイトレードの場合
  • スイングトレードの場合
  • 長期運用の場合

おすすめの通貨ペア1:スキャルピングの場合

スキャルピングで稼ぐ場合のおすすめは米ドル/円です。

なぜなら取引頻度の多いスキャルピングの場合、スプレッドが狭い米ドル/円で取引すれば、一回の取引コストを抑えられるからです。

米ドル/円はほとんどのFX会社でスプレッドが低く設定されているため、FX会社選びにも困りません。

ただし、短期間で得た少量の利益を積み上げるトレード手法なので、初心者には向かない取引方法といえます。

おすすめの通貨ペア2:デイトレードの場合

デイトレードで稼ぐ場合もおすすめは米ドル/円です。

その理由は、デイトレードはスキャルピングほど短期ではないにしろ1日以内に取引を終えるので、スプレッドが狭い通貨ペアのほうが低コストで取引できるからです。

デイトレードはFX初心者が落ち着いて取引するのに最適な取引スタイルで、取引量を考えるとユーロ/米ドルやユーロ/円も候補に挙げられます。

英ポンド/円もおすすめですが、変動が激しいので初心者には不向きです。

おすすめの通貨ペア3:スイングトレードの場合

スイングトレードの場合も米ドル/円がおすすめです。

その理由は、安定していてレートのチェックが少なくても安心できるからです。

スイングトレードは一回の取引が数日から数ヶ月の運用なので、スプレッドよりも見込める利益を重視して通貨を選びましょう。

他にもユーロ/米ドルやユーロ/円は取引量が多く、変動が大きく大きな利益のチャンスがある英ポンド/円もがおすすめです。

おすすめの通貨ペア4:長期運用の場合

長期運用の場合は、米ドル、豪ドル、NZドルなどの安定していて金利が高めの通貨がおすすめです。

その理由は、長期運用は為替差益だけではなくスワップ金利による利益も狙えるからです。

投資信託で使われる「ドルコスト平均法」を使えば、毎月同じ通貨を買うことで、購入費の平均値よりも高く売れれば為替差益を得られます。

スワップ運用のおすすめの通貨ペア

スワップ運用におすすめなのは、南アフリカランド、メキシコペソ、トルコリラです。

なぜなら、高金利でスワップポイントがたくさんもらえるからです。

しかし、こういった新興国通貨は為替の動きが不安定なので、スワップ利益以上の為替差損を出さないように注意しましょう。

そのため、情報収集や集めた情報から運用の設定を調整することが重要です。スワップ運用では、スワップポイントの高さだけでなく、通貨としての安定性も大切です。

FX初心者におすすめはリスクを抑えられる先進国通貨

初心者におすすめなのは、低リスクで取引できる先進国通貨です。

その理由は、新興国通貨と比べるとスワップポイントは高くないものの、通貨としての安定性があるからです。

米ドルや豪ドル、NZドルなら、為替差益に加えてスワップポイントも期待できます。しかし、同じ先進国通貨でもユーロは低金利なので、スワップポイントのうまみはほとんどありません

大きな利益は狙えるがリスクの高い新興国通貨

大きな利益が狙えるもののハイリスクなのが新興国通貨です。

なぜなら、高金利ですが為替変動が不安定だからです。高スワップを得られるのはトルコリラや南アフリカランドなどの新興国通貨ですが、初心者にはおすすめできません

特にトルコの金利は14%と群を抜いていますが、トルコリラは過去に一度急落したことがあるので不安が残るからです。そのため、新興国通貨はFXの取引を経験した中上級者向けといえます。

FX初心者におすすめの通貨ペアは米ドル/円

いろんな通貨ペアを見てきたけど、結局どれを選べばいいのかなー
ここまで紹介してきた通貨ペアの中では、米ドル/円が初心者に一番おすすめです!
取引されている量が多いから流動性が高く、為替の動きが安定的ですよ。

また、ネットニュースやFX会社の情報配信を見れば、アメリカに関する情報が簡単に入手できます。

ドルストレートであり、為替の動きが読みやすいのもおすすめです。

通貨ペアが多く初心者におすすめのFX会社3選

取り扱っている通貨ペアが多く、初心者向けのおすすめFX会社は以下の3社です。

おすすめのFX会社1:外為オンライン

外為オンライン

外為オンラインは、開催しているセミナーの種類が豊富で、段階を踏みつつ知識を深めていけるので初心者におすすめです。

またセミナーは全国各地、無料で行われています。分からないところを直接、講師に聞けるので気軽に行ってみましょう。

取り扱っている通貨ペアは26ペアです。

おすすめのFX会社2:SBI FXトレード

SBI FXトレード

SBI FXトレードは、1通貨からの超少額取引ができる唯一のFX会社です。

初心者でもリスクを抑えつつ、FXができるので口座を作っておいて損がありません。

取り扱っている通貨ペアは26ペアです。

おすすめのFX会社3:FXブロードネット

FXブロードネット

FXブロードネットは、スマホアプリが高性能で初心者にも扱いやすいおすすめのFX会社です。

パソコンで取引するのが面倒、スマホでいつでもどこでもFXをしたい方にもおすすめです。

取り扱っている通貨ペアは24ペアです。

FXの通貨ペアについてのまとめ

上記で紹介した「通貨ペアの選び方」を実践すると、今後は取引スタイル別のおすすめ通貨ペアが知りたいと悩むことは一切なくなり、通貨ペアの特徴を知ったうえでFXができます。

最後にもう一度、内容を確認しましょう。

この記事のまとめ

  • 通貨ペアとは、取引する二国間の通貨の組み合わせのことで、基軸通貨を決済通貨を使って売買する仕組み
  • 初心者におすすめの通貨ペアは、取引量が多く為替変動も安定している米ドル/円であること
  • 新興国通貨はスワップポイントが高いものの、為替変動が不安定なので、初心者向けではないこと

「通貨ペアが多すぎて選べない」と思うかもしれませんが、最初は米ドル/円から取引を始めて、慣れてきたら他の通貨に挑戦すれば大丈夫です。

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荒木 教弘

当サイト編集長。株・FXトレード歴は約10年。プログラマ経験を活かし、MT4を使った自己流のチャート分析でトレードを開始。すぐに大きく利益を出したが、それ以上の損失を出して資産を減らす、という投資初心者にありがちな失敗を経験。現在は、一回の取引に一喜一憂せず、堅実に利益を積むように心掛けてトレードを継続中。

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