この記事で解決できる悩み
- FXのスイングトレードのコツが知りたい
- どうやって利益を出せばいいの?
- スイングトレードのメリットとデメリットを教えて!
といった悩みを解決できる記事になっています。
この記事で解説する「FXのスイングトレードのコツ」を理解すれば、FX初心者でもメリット・デメリットが判ります。
なぜなら、私もこの方法でスイングトレードのノウハウを身につけて、利益を出せるようになりたいという悩みを解決できたからです。
それでは、以下で「スイングトレードとはどんな取引スタイルなのか」について紹介します。
※FX初心者でスイングトレードをすぐに始めたい方は、『中長期トレードにおすすめFX口座2選』をクリックすると該当箇所に飛べますよ!
FXスイングトレードはどんな取引スタイル?
FXのスイングトレードとは、数日〜数週間の時間単位でエントリーと決済を行う、中長期的なトレードスタイルです。
仕事や家事で忙しく、為替レートを頻繁にチェックするのが難しいサラリーマンや主婦におすすめです。
また、スイングトレードで短期売買よりも大きな利益を狙う人もいます。
売買回数が比較的少ないので、スプレッドの負担か少ないのも特徴です。
スイングトレードと他の取引スタイルを比較
スイングトレード以外にも取引スタイルはいくつかあります。
以下の表を参考に、保有期間や資金量、目標とする利益と照らし合わせて、自分に合ったものを選んでください。
トレードスタイル | 保有期間 | 必要資金 | 特徴 |
スキャルピング | 数秒~数分 | 小 | 短期売買で小さな利益を積み上げる |
デイトレード | 1日以内 | 小~中 | スキャルピングよりも長い時間軸で大きな利益を狙う |
スイングトレード | 数日~数週間 | 中~大 | デモトレードよりも長めに保有してより大きな利益を狙う |
長期トレード | 数週間以上 | 大 | スイングトレードよりも長期間保有してより多くの利益を狙う |
1回のスイングトレードで狙う値幅
1回のスイングトレードで狙う値幅は、300〜500pips(3円〜5円)を目安にするといいでしょう。
数円規模の利確を狙う場合、短期だと利確ラインに届かない可能性があるので、ポジション保有期間は1ヶ月とします。
見出し
証拠金10万円、1米ドル円=100円で1,000通貨保有した場合の利益は以下のようになります。
1,000通貨×3円=3,000円
1,000通貨×5円=5,000円
つまり安定的に稼ぐことができれば、毎月3〜5%、毎年36〜60%の利回りが期待できるのです。
スイングトレードに向いている人のタイプ3つ
スイングトレード向けのタイプ
- タイプ1:FX初心者
- タイプ2:仕事や家事で忙しい人
- タイプ3:資金に余裕がある人
タイプ1:FX初心者
FXが始めての方は、スイングトレードがおすすめです。
なぜなら、時間をとって落ち着いてチャート分析や取引計画を立ててから取引できるからです。
タイプ2:仕事や家事で忙しい人
仕事や家事で忙しい人にもスイングトレードが向いています。
その理由は、仕事や家事中も相場が気になって、本業に身が入らなくなる人もいるからです。
タイプ3:資金に余裕がある人
比較的資金に余裕がある人にも、スイングトレードは向いています。
資金が豊富だと、投資期間が長くなってもレバレッジを低く抑えやすくなり、損切りや強制ロスカットされにくいです。
スイングトレードは、スキャルピングやデイトレードといった短期売買よりも、利確や損切りポイントが広いため、資金に余裕がないと簡単に損切りになってしまいます。
FXスイングトレードの3つのメリット
スイングトレードのメリット
- メリット1:落ち着いて取引できる
- メリット2:1日数回のチャート確認で済む
- メリット3:スワップ利益も狙える
メリット1:落ち着いて取引できる
1つ目のメリットは、焦らず冷静に取引できることです。
スイングトレードの場合、メインで使用するチャートの時間足は日足や週足なので、短期売買のように瞬時の取引判断が必要ありません。
そのおかげで、充分な時間を取ってチャートを分析したり、エントリー後の利確ポイントや損切りポイントを決めたりできます。
メリット2:1日数回のチャート確認
2つ目のメリットは、チャートをチェックする回数が少なくて済むことです。
なぜなら、スイングトレードは日足や週足チャートをメインに取引するからです。
1日数回程度の頻度でレートをチェックすれば十分なので、目立った為替変動やサポートライン(レジスタンスライン)のブレイクが発生しなければ、チェックの時間もほとんどかかりません。
メリット3:スワップ利益も狙える
3つ目のメリットは、スワップ利益も狙えることです。
なぜなら、スイングトレードでは、日をまたいで数日~数週間ポジションを保有するからです。
ポジションの取り方によってはプラスのスワップポイントがつく場合もあるため、為替差益に加えてスワップ利益も狙えます。
逆に、マイナススワップとなる場合には、時間とともに利益が削られるので注意してください。
FXスイングトレードの3つのデメリット
スイングトレードのデメリット
- デメリット1:短期売買スタイルより取引チャンスが少ない
- デメリット2:充分な資金が必要
- デメリット3:マイナススワップだとスワップ損失が出る
デメリット1:短期売買スタイルより取引チャンスが少ない
短期売買よりも取引チャンスが少ないデメリットがあります。
少しの為替変動を利用して取引する短期売買とは違い、スイングトレードは週に1回や月に数回程度の取引になるので、短期売買スタイルに比べて取引チャンスが少なくなります。
そのため、根気よく為替のチェックを続けることを習慣化しなければいけません。
デメリット2:充分な資金が必要
スイングトレードの場合、スキャルピングやデイトレードといった短期売買スタイルに比べて、利確や損切りのポイントを広く取るので充分な資金が必要になります。
そのため、わずかな変動幅でロスカットしないように充分な資金を用意して、レバレッジを抑えて取引する必要があります。
資金が少ない場合は、取引量を抑えることでレバレッジを抑えるといいですよ。
デメリット3:マイナススワップだとスワップ損失が出る
スワップポイントがマイナスの場合には損失が出る(または利益が削られる)デメリットもあります。
メリットの項目で解説したように、スイングトレードではポジションを保有したまま日を跨ぐので、スワップポイントの利益を狙えます。
一方で、マイナススワップがつく方向にポジションを持つと、毎日スワップポイント分の損失が発生するのです。
スイングトレードで利益を出すための6つのコツ
スイングトレードで稼ぐコツ
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- コツ1:トレンドに逆らわずに「順張り」する
- コツ2:スイングトレードに適した通貨ペアを選ぶ
- コツ3:日足や週足チャートで利確・損切りを設定する
- コツ4:低レバレッジで取引する
- コツ5:土日をまたぐ時は注意する
- コツ6:スワップポイントを意識する
コツ1:トレンドに逆らわずに「順張り」する
1つ目のコツは、トレンドと同じ方向にポジションを取る「順張り」することです。
トレンド相場に乗ってポジションを持てば、利幅を伸ばせられます。
スイングトレードの場合、短期売買に比べて、1回の取引で狙う利幅が大きいため、トレンドにうまく乗れば利益を大きく伸ばせます。
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ただしFX初心者は「相場の反発狙い」や「レンジ相場」での取引は、タイミングの見極めが難しいので避けましょう。
コツ2:スイングトレード向きの通貨ペアを選ぶ
2つ目のコツは、スイングトレードに適した通貨ペアを選ぶことです。
その理由は、新興国通貨を絡めた通貨ペアは、相場の動きが不安定だからです。
相場の乱高下が激しかったり、突発的に大きな為替変動を起こしやすいので、安定した素直な相場変動をする通貨ペアで取引しましょう。
具体的な通貨ペアは以下で詳しく紹介します。
通貨ペア1:米ドル/円(USD/JPY)
1つ目のおすすめ通貨ペアは、米ドル/円です。
米ドルは世界の基軸通貨であり、取引量と流動性が高く、素直な為替変動をすることが多いです。
一方向へトレンドが続きやすく、日本人にとって最も馴染みのある通貨ペアなので、スイングトレードに向いています。
アメリカに関する情報が入手しやすく、相場が読みやすいのも特徴です。
通貨ペア2:ユーロ/米ドル(EUR/USD)
2つ目の通貨ペアは、ユーロ/米ドルです。
ユーロ/米ドルは世界で最も取引量の多い通貨ペアであり、取引量や流動性も高いです。
米ドル/円と同様、一方向へトレンドが続きやすいので、初心者でも順張りしやすくおすすめの通貨ペアといえます。
最近ではイギリスのEU離脱が大きな話題となっているので、為替にどう影響するのか、今後の動向に注目です。
コツ3:日足をメインチャートとして取引する
3つ目のコツは、日足チャートを中心に取引することです。
なぜなら、スイングトレードのポジション保有期間である数日~数週間に時間軸が合うからです。
また、日足よりも長い時間軸である週足チャートのトレンド方向がどちらも揃った時に順張りを狙うと、よりトレンドの方向性が出るので利益を狙いやすくなります。
コツ4:低レバレッジで取引する
4つ目のコツは、レバレッジを抑えて取引することです。
先述したとおり、スイングトレードは利確・損切りポイントが大きくなるので、レバレッジを上げると安易にロスカットされてしまうからです。
現在、金融庁の規制によりレバレッジは最大25倍使えますが、スイングトレードではレバレッジ1〜3倍を目安にしてください。
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いかに欲張らずに取引量を抑えられるかがポイントです。
コツ5:土日をまたぐ時は注意する
5つ目のコツは、ポジションを持ったまま土日をまたぐ時に注意することです。
なぜなら取引ができない土日の間も、FXの相場は動いているからです。
週末に大きなイベントが起こると、週明けに大きく乖離したレートで取引が始まり、大損するリスクがあります。
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それじゃあどうしたらリスクを減らせるの?金曜日にいったん決済しておけばリスクを減らせますよ!週末に大きなイベントがあるのを事前にわかっているときは、決済を検討しましょうね。
コツ6:スワップポイントを意識する
最後のコツは、スワップポイントを意識することです。
メリット・デメリットのところでも説明したとおり、売買ポジションをどちらに持つかで、スワップ利益または損失が発生するからです。
特にマイナススワップ方向のポジションを長期保有する場合は、トレンドに勢いがあり、大きな為替差益が狙える時に限定するほうがいいでしょう。
スイングトレードでおすすめのFX会社2社
オススメのFX会社2社
- FX会社1:SBI FXトレード
- FX会社2:外為オンライン
FX会社1:SBI FXトレード
SBI FXトレードは、1通貨単位の取引に対応しているので、少ない資金でも低レバレッジの取引が可能です。
また、米ドル/円やユーロ/米ドルのスワップポイントが高いので、スイングトレードにおすすめのFX会社になります。
約定力も高く、スリッページ(注文価格と約定する価格との差)が発生しにくいので、低コストで取引したい方には最適ですよ!
FX会社2:外為オンライン
外為オンラインは1,000通貨単位からの取引に対応しているので、1万通貨単位のFX会社よりも低レバレッジで取引ができます。
また、ファンダメンタル分析の情報が豊富で、FX初心者向けの無料セミナーや充実したサポート体制なので初心者でも安心してFXがしやすいです。
スプレッド幅は広いものの、スイングトレードの場合、短期売買よりも取引回数が少ないので、取引手数料がかかるデメリットの影響は小さいです。
【FXスイングトレードのコツ】まとめ
上記で紹介した「FXのスイングトレードのコツ」を実践すると、今後はスイングトレードで稼ぐ方法が知りたいと悩むことは一切なくなり、スイングトレードにはどんな人が向いているのか判ります。
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
この記事のまとめ
- FXのスイングトレードとは、ポジションを数日〜数週間保有することで、短期売買よりも大きな利益を狙う取引スタイル
- スイングトレードは、FX初心者や仕事・家事で忙しい人、資金に余裕がある人におすすめ
- より多く儲けたい気持ちがあっても、容易にロスカットされないように、取引量を抑えてレバレッジを低くするのがコツ
オススメのFX会社2社
- FX会社1:SBI FXトレード
- FX会社2:外為オンライン
「忙しくてポジションを頻繁にチェックできないから、FXには向いていないのかな?」という方でも、取引量を抑えてスイングトレードをすれば、安全にFXで長期運用ができるので大丈夫ですよ。