【知らないと損!】初心者に立ちはだかる最強の敵、ロスカット徹底解説

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ロスカット注意したい点を運用視点で解説

今回はこれからFXを始めようとご検討されている方や始めて間もない方向けに、「ロスカット」についてお話ししたいと思います。

ロスカットはFXのリスクの肝と言っても過言ではありません。

この仕組みをしっかりと抑えて、予想以上の損失を出すことは避けたいですね。

FXを行う上で最大の敵と言っても過言ではない「ロスカット」の、注意しなくてはいけない事や実際の運用という視点でお話ししたいと思います。

ロスカットを避けるにはどうしたらいいんだろう…
ロスカットされる条件はFX会社ごとに少しずつ違いますよ、まずはロスカットの基本についてみていきましょう

 ロスカットとは

一言で言えば、強制的に決済される事です。

買いで持っていれば、強制的に売られ、その逆も同じです。

FX取引とは、投資している金額を一度FXの口座に移して運用し(この投資金を「証拠金」と言います)、その証拠金にレバレッジをかけて投資金額よりも大きな額の取引を可能にしたものです。

しかしFXは株取引と違い、値幅制限まで売買出来る「ストップ高」、「ストップ安」といった仕組みがありませんし、FXの特徴であるレバレッジがあるため、大きい損失が発生してしまう可能性があります。

大きな損失が出てしまうと証拠金が全額なくなってしまうばかりか、不足金が発生してしまう!なんて最悪な事態も想定されるわけですが、ロスカットはそれを事前に防ぐ意味合いがあるんですね。

一見トレーダーから疎まれがちなロスカットさんですが、実際は私たちの資金を守ってくれる大切なシステムなんですよ。

だからロスカットが実行されるときは、大きな損失を出しているときにしか発動しませんが、私たちFXトレーダーの課題は、これを「いかに防ぐか」が大事となります。

具体例で見るロスカット

証拠金が5,000円でレバレッジ25倍だと、125,000円相当の取引が可能となります。

米ドル円の通貨ペアで1ドル=113.462円前後で、取引通貨単位が1,000通貨単位の取引が出来る事になりますが、私含め最初はこれぐらいの額で動かしている方が多いと思いますが、ということは、つまり1ドル=126円になると、5,000円の投資金額では不足するということですね。

そしていよいよ本題ですが、この状態だと1ドルあたり0.1円相場が動くと100円位の損益になります。

つい先日、トランプ氏が大統領選に勝利した直後1ドルは117円位でした。

それが現在では113円台まで円高に戻っています。

当時「買い」取引を行い、いまだポジションを手放していない方は、上記の条件だと4,000円位の損失となりますが、その前にロスカットされる事になるのです。

取引会社や設定によって変わりますが、証拠金に対して50%を切るとロスカットになるケースがほとんどです。

そのため、4,000円の損失となる前に、損失が2,500円になった時点でロスカット(=強制的に売られる)という形になります。

ご自分が取引している、あるいは取引を検討している会社のロスカットの規定や、どの位相場が動くとロスカットになるのか、といった事はなるべく具体的な数字感を持って把握しておいた方が良いでしょう。

証拠金に対して50%を切るとロスカットが発生するのか、なるほど!
はい、ですから証拠金に余裕をもって取引できるといいですね

ロスカット以外の強制決済

これまでは会社毎に設定が違うものの「ロスカット」さえ回避出来ればという話をしました。

ただ、実はそれ以外にも強制決済を設定している会社が多いのです。

各社ばらつきがあるものの、当日の15時や17時時点で証拠金維持率が100%を切っている時点でアラートが来ることはお話しましたが、さらにこの翌日の指定された日時までに追加入金を行わないと強制決済を行うという設定しているのです。

この追加入金を「追証(おいしょう)」と言います。

※追証が発生した場合

  • 値動きにより証拠金維持率が回復しただけでは追証は解消されない
  • 必ず入金、もしくは決済を行う必要がある

ですから追証チェックに引っ掛からないように、証拠金維持率には気をつけましょう。

証拠金維持率について

証拠金維持率には、それを算出するための計算式があるのですが、会社ごとに呼称にばらつきがあることもあったりとする為、専門用語ばかりでいささかわかりにくいと感じる初心者も多いと思います。

ただ取引ツール(PCやスマホアプリなど)に必ず現在の口座状況が分かる機能があり、そこに証拠金維持率も表示されていますので、そこで証拠金維持率を必ず確認する癖をつけておきましょう!

私が普段使っている取引会社では下記のような計算式を挙げています。

見出し

証拠金維持率(%)=有効証拠金額(資産合計+評価損益金-出金依頼金額)÷取引証拠金×100

では詳しく見ていきましょう。

証拠金がマイナスという状態

証拠金が100%を切る、つまりマイナスになるわけですが、マイナスになるとはどのような状態なのでしょうか。

分かりやすく言うと、「今の状態で決済すると口座の金額では足りない」という事です。

FX取引を行っている多くの方がレバレッジをかけて、投資金額以上の取引を行っています。

例えば5,000円の投資金額でレバレッジ25倍だと、125,000円相当の取引が可能です。

まずここで抑えて頂きたいのは、この時点で保持するポジションの金額が125,000円を超えるような取引はどの取引会社であっても出来ません。

このあたりが、会社ごとの取引通貨単位が密接に関係してくる所です。

例えば一般的に初心者が取引し易い通貨単位である、最小単位が1万通貨でトレードをしている場合、最大レバレッジが25倍で想定すると、米ドル円を購入するのに必要な証拠金は5,000円では足りないという事になります。

厳密には時価的なマイナス(「評価損益」と言います)だけでなく、「現在保有しているポジションを取引する上で必要な額」も関係しており、この必要な額と言うのが、「取引証拠金」と呼ばれ、各社が日々決定しています。

そのため純粋に「投資金額に対して評価損益が何パーセントか」というだけでは、自身が思っているより早く「追証」の要請や、「ロスカット」の危機が来てしまうという事態が発生してしまうのです。

見出し

証拠金維持率(%)=有効証拠金額(資産合計+評価損益金-出金依頼金額)÷取引証拠金×100

上の計算式をもう一度見てください。

計算式の最後に「×100」とありますが、これは「×100」をする前に「1を切っている」とき、維持率は100%を下回ります。

取引証拠金は各社が決めるものですので、ポイントは「資産合計+評価損益金」というところで、評価損益がマイナスであれば、資産合計から引かれます。

ある取引会社の本日現在における米ドル円の取引証拠金は1万通貨あたり46,000円でした。

そのため、5,000円の証拠金で取引可能な1千通貨の取引をした場合、400円の評価損失が出ると、証拠金維持率が100%を切ってしまいますね。

0.1円ほど相場が動くと損益は100円ですので、114.02円のときに買って、113.62円まで下がると評価損益はマイナス400円となります。

どうでしょう、具体的なイメージが掴めましたでしょうか?次は追証について解説しますね

追証について

先ほども少し追証については軽くふれましたが、「追証」は相場の変動で解除されるケースもあります。

追証が発生したとしても、追証の入金タイミングまでに相場が変動して維持率が100%を超えれば、「追証」の必要はありません。

他方、これは裏を返すと、相場が逆方向に変動するとそのままロスカット水準に到達し、「ロスカット」による強制決済に陥る危険性もあります。

そもそも証拠金維持率が100%を切っている時点で自分の予想とは逆の方向に動いている状態です。

この時点で決済していないということは、極端な表現をするならば、ご自身の信用を上回る取引を行っている訳です。

FX取引の仕組みを思い出して頂くと理解し易いのですが、FX取引とは自分の資金をレバレッジで数倍に膨らませて外貨の売買を行っています。

レバレッジで数倍に膨らませているのはFX業者であり、つまりFX業者がその架空分の資金(レバレッジで膨らませた資金分)を私たちトレーダーにお金を貸している状態になっていますね。

評価損益がマイナスの状態であるということは、信用で貸せるお金の許容オーバーであると判断され、ポジションを保持し続ける事に制限がかけられてしまう、ということです。

ロスカットを防ぐためには

ロスカットを防ぐ方法はいくつかあります。

ロスカットは突然行われるわけではなく、先に「マージンコール」、「ロスカットアラート」と呼ばれる警告が来ます。

ロスカット同様会社や設定によりますが証拠金100%を切るとアラートが来ますので、この時点で大きな損失になる前に損失を確定させてしまうというのが一つです。

もう一つは、証拠金を増やす=増資する方法です。

上記のようにあくまで証拠金に対する「割合」でロスカットが発生するので、証拠金を増やせば回避する事が出来ます。

但しこれを繰り返していると、増資が絶えませんのでいずれ限界に来ます。

増資を続けることは、理性を失うきっかけにもなり、へたすればそのまま破産の道へと繋がることも多々ありますので、日頃からマージンコールやロスカットアラームを増資で回避するのではなく、マージンコールがかからないトレードスタイルを心掛けましょう。

自己破産についての記事はこちらで詳しく説明しています。是非ご一読ください。

くわしくはコチラ

FXで破産
FXの失敗による自己破産を回避!|絶対抑えるべき5つのポイント

FXでも破産することは少なからずあり得ます。高レバレッジで取引したり、生活資金や使ってはいけないお金に手を出してはいけません。破産し易い人の傾向、FX業者からの追証が来た時どうすればよいか、明日は我が身かもしれない破産について一度向き合ってみることも必要です。

そのためにはなんといっても余裕のある資金運用ですね!

FX業者に預ける証拠金は、ロスカットに備えて2倍以上の金額を用意しておく事をお勧めしています。

結局限度いっぱいで勝負していると、何かあったとき対応できないというのは、どの世界でも同じなのかもしれないですね。

備えあれば憂いなし」とはよく言ったもので、追証要請やロスカットの危機に直面する事は誰にでもあることです。

大事なことは、これらの状況も覚悟しておく、常に想定した状態で行動(トレード)を行うということですね。

そしてさらに付け加えるとすれば、上記のように会社ごとのルールもよく確認しておく事をお勧めします。

FX取引は証拠金の維持率も大事なんだね!これからは2倍以上の証拠金を用意するよ
はい、ただし、余裕資金以外を証拠金に入れてはいけませんよ

ロスカットは選択出来る業者が便利!

ちなみにこのロスカットが発動するタイミングは、各FX業者によって様々です。

例えば外為オンラインの場合、ロスカットが行われるタイミング(ロスカット値)は、2つのコースでそれぞれ設定されています。

L25Rコースではロスカット値が取引証拠金×100%、L25コースではロスカット値は取引証拠金×20%です。

L25R・L25Rminiの場合

外為オンライン ロスカットL25Rコースは、ロスカット値=取引証拠金×100% です。

ロスカット値が「取引証拠金×100%」ということは、1ドル=100円とした場合、1万ドル取引すると100万円運用することになります。

外為オンラインでは取引証拠金がこの100万円の総取引額の4%必要ですので、1,000,000円×4% = 40,000円

この40,000円が1万ドルをお取引するのに必要な取引証拠金なので、1万ドルの運用をするためには40,000円以上の資金が必要となるわけです。

ロスカット値=取引証拠金×100% ということは、証拠金が40,000円を切ったら即、ロスカットされるということ。

もし5万円のご資金で、1万ドルを運用していた場合、レートが予想と異なり損を出してしまったとすると、40,000円(1ドル=100円)でロスカットが実行され、40,000円を下回る金額がFX業者の口座に残ることになります。

L25・L25miniの場合

外為オンライン L25L25コースは、ロスカット値=取引証拠金×20%です。

1ドル=100円とした場合、上記と同様に1万ドルをお取引するのに必要な取引証拠金は40,000円。

ロスカット値=取引証拠金×20% ということは、40,000円×20% = 8,000円

この8,000円がロスカット値となります。

もし5万円の資金で1万ドルを運用していた場合、レートが予想と異なり損を出してしまっても8,000円(1ドル=100円)を下回るまでロスカットが実行されませんので、実際にロスカットが実行された場合手元に残る証拠金8,000円を下回る金額となるわけです。

このコースの特徴としてロスカットラインまでゆとりがあるので資金を多く活用することが出来るが、ロスカットが実行されてしまった場合、手元に残る資金は少なくなります。(L25Rのほうが、ロスカット後に手元に残る証拠金は多くなりますね)

ただしこのL25(L25mini)の場合、外為オンラインでは証拠金判定というルールがあります。

この証拠金判定とは1日に1回、通常朝の午前6時45分(米国がサマータイムを適用しているときは、朝の午前5時45分)に行っており、この時点でその日の取引証拠金以上が証拠金として口座に残っていなければ、強制決済されるという代物です。

例えば米ドル円を1万通貨(1ドル100円)持っている場合、40,000円以上の証拠金が朝6時45分の時点でFX口座に残っていないと強制決済されてしまうということなので、一見L25Rと変わらないという印象を受けるかもしれませんが、L25RよりL25コースの方が、急激な変動により一時的に大きく上下に動いた場合に有利で、その日のうちに証拠金維持率を100%に保つことができれば強制カットされません。

L25 証拠金判定

ロスカットを選ぶ際の注意点

L25コースに限ったことではなく、このコースのようにロスカットラインが証拠金の100%ではない場合、値動きが激しい相場の場合(特に週末と週明けでレートがかけ離れた場合)は、証拠金が手元に残らないだけではなく、最悪証拠金がマイナスになる可能性も高くなりますので、十分に注意が必要です。

以上のことを踏まえ、ロスカットに対し正しい知識を持ってFX取引と向き合って頂きたいと思います。

またロスカットの発動条件も各社様々です。

初心者のうちは専門用語など難しいことが多い為、めんどくさいと疎かにしがちですが、今一度ご自身が使っているFX業者のロスカット発動条件を見直してみることをオススメ致します。

すぐにロスカットにあってしまい、なかなかFXが軌道に乗らないと感じている方であれば、一度外為オンラインL25コースのようなゆるいロスカット発動条件のものを試してみるのも良いでしょう。

ロスカット各社比較

代表的なFX業者の、ロスカット発動条件を一覧にしてみました。

外為オンラインFX(外為オンラインFX / くりっく365)

外為オンライン

【L25 / L25mini コース】

有効証拠金が必要証拠金の20%を下回った場合、自動ですべてのポジションを決済。上記の随時ロスカット判定とは別に、定時の証拠金判定(こちらは100%でチェック)あり。

【L25Rコース / L25Rminiコース】

有効証拠金が必要証拠金の100%を下回った場合、自動ですべてのポジションを決済。

FXプライムbyGMO(選べる外貨 / 選べるミラートレーダー / ちょいトレFX / 選べる外為オプション)

FXプライム by GMO

個々の未決済ポジションごとにストップロスオーダーが設定され、その水準に達するとポジションごとに自動的に決済。

マネースクエア(M2JFX)

マネースクエア

【東京15時ロスカット】

維持率100%未満 ※法人のお客様は対象外

【自動ロスカット】

維持率80%未満 ※証拠金率1%(レバレッジ100倍)取引申請をしている法人のお客様は100%未満

YJFX!(外貨ex / C-NEX)

YJFX!

【外貨ex】

証拠金維持率が50%を下回った場合、自動ですべてのポジションを決済。

【C-NEX】

証拠金維持率が100%を下回った場合、自動ですべてのポジションを決済。

ピンクのマーカーをつけているコースは、ロスカットまでの発動が遅いのが特徴です。

外為オンライン

ロスカット徹底解説のまとめ

見出し

  • ロスカットとは強制的に決済される事
  • 指定されたタイミングで証拠金維持率が100%を切っている場合、追加入金をしなければいけない。これを追証という。
  • 追証は必ず入金、もしくは決済しなければいけない
  • ロスカットの発動条件は各社様々である

ロストカットを防ぐために

  • アラートが来た時点で決済をする
  • 証拠金を増やす

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