この記事で解決できる悩み
- FXのpipsとは何か教えて欲しい
- pipsと銭は何が違うの?
- pipsを使って具体的な計算がしたい
といった悩みを解決できる記事になっています。
この記事で解説する「pipsの計算方法」を理解すれば、FX初心者でもpipsを使った具体的な計算ができるようになります。
なぜなら、私もこの方法でpipsの仕組みを知って、FXを始めたいという悩みを解決できたからです。
それでは、以下で「pipsの計算方法」について紹介します。
※低リスクにFXを始めたい初心者の方は『おすすめ少額口座3選』をチェックしてみてください!
pips(ピップス)は為替レートの値動きの単位
pipsはカタカナ読みすると「ピップス」といい、FXにおいて為替レートの値動きを表す単位で「pp」や「pps」と略されることもあります。
実際には、pipsは為替レートの変動幅に加え、スプレッドの単位としても登場します。
具体的な使用例は「米ドル円を20pipsのラインで利益確定させる」や「エントリーから30pips下がったら損切りする」さらに「ユーロ円のスプレッドが0.5pips」などです。
pipsの単位を使う理由
どうして全ての通貨で「円」や「銭」が使われずに、クロス円だけ「銭」が使われるのでしょうか。
その理由は、FXにおいては円だけでなく、ドルやユーロ、ポンドなどの円以外の通貨ペアで様々な外国通貨が売買されるからです。
日本円以外の通貨の値幅を、ひとまとめに「円」や「銭」で表すことはできません。そのため、全ての通貨に共通する単位として、pipsが使用されています。
pipsは通貨によって違う
1pipsが表す値幅は通貨によって違うことに注意してください。
具体的には、通貨ペアがクロス円かドルストレートかによって、1pipsの値幅が違ってくるので、利確や損切り幅などを計算する時には気をつけてください。
次に1pipsの値幅の違いについて具体的に解説します。
クロス円のpipsは少数第2位
クロス円の通貨ペアでは、1pips=1銭、つまり0.01円です。
ちなみに「クロス円」とは、米ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円など、日本円が含まれる通貨ペアです。
実際のトレードでは、1米ドル=110.20円でエントリーして、110.50円で決済した場合、110.50-110.20=0.30円、つまり30pipsの利益が出たというように計算します。
ドルストレートのpipsは少数第4位
クロス円に対して、米ドルが関係する通貨ペアがドルストレートです。
そして、ドルストレートの1pipsは、0.0001米ドル、つまり小数第4位の桁を指します。
具体的には、1ユーロ=1.1234米ドルでエントリーして、1.1334米ドルで利確した場合、1.1334-1.1234=0.01米ドル、つまり100pips儲かったという使い方をします。
100pipsの値動きによる利益
100pipsの値幅を利確できれば、どれくらい儲かるのか計算してみましょう。
そのためには、通貨ペアの取引量(ロット)を決める必要があります。
FXでは一般的に、1ロットは1万通貨で計算するので、クロス円で100pips利確した時の利益は1万通貨×100pips=1万円です。
一方、ドルストレートで100pips利確した時の利益は、1米ドル円=110円と仮定すると、1万通貨×100pips×110円=11,000円>です。
ドルストレートの損益計算は、決済時の円換算が入ってくるので、必ずしもクロス円の利益と一致しないことが判ります。
pipsを使った資金管理
「pipsの具体的な計算はできるようになったけど、pipsを使った資金管理はどうすればいいの?」という疑問にお応えすべく、pipsを使った資金管理について説明します。
見出し
- なぜ資金管理が必要なのか
- pipsを損切り幅の基準にできる
それぞれの項目について、以下で詳しく見ていきましょう。
なぜ資金管理が重要なのか?
そもそも資金管理が必要な理由は、効率的かつ安定的に利益を積み上げるためです。
用意できる資金に対して取引量が大きすぎると、うまくいけば大儲けできますが、失敗すると資金の大半を失うことになります。
そのため、取引する時は、証拠金残高に対してどのくらいのロットで取引するのか十分に練ってから取引してください。
損切り幅(pips)で取引量を決める
1回のトレードの含み損が、証拠金全体の2%となるラインに損切り幅を設定すれば、リスクを抑えて取引できます。
これを「2%ルール」といい、特に初心者が損切りできずに大きな損をせずに済むのに効果的です。
例えば、証拠金50万円、取引量1ロット(1万米ドル)、1米ドル円=100円でエントリーする場合の損切りラインを計算してみると、
見出し
1円×100=100pips
つまり、100pipsの変動幅で損切りラインを決めればいいことが判りますね。為替レートでいうと、1米ドル円=99円が損切りラインです。
低スプレッド(pips)のFX会社3社
低スプレッド(pips)の観点からおすすめのFX会社は以下の3社です。
この3社がおすすめの理由と、それぞれのFX会社のおすすめポイントについて、以下で詳しく見ていきましょう。
取引を自動売買に任せたい人:FXブロードネット

FXブロードネットは、少額で自動売買をしたい方にオススメのFX会社です。
FXブロードネットでは『トラッキングトレード』という自動売買システムがウリです。
自動売買では珍しく、少額(約4,000円)からの取引が可能なので、これまで自動売買は高くて手が出せなかったという方にいいですね!
プログラムによって24時間チャートのチェックをしてくれるので、FX初心者や忙しくてモニターをずっと見ていることができない方にオススメですよ!
少額・低コストで取引したい人向き:YJFX!

YJFX!は、少額・低コストで取引したい方におすすめのFX会社です。
1,000通貨からの少額取引が可能な上に、スプレッドも米ドル/日本円0.2銭と業界最狭水準を誇ります。
約定率も全通貨平均約96%と高く、スリッページが起こりにくいのもポイントですね!
コストを下げた取引をしたい方には、YJFX!がオススメですよ。
分析もしっかりしたい人向き:GMOクリック証券
分析をしっかり行いたい方にはGMOクリック証券がオススメです。
GMOクリック証券が提供する「プラチナチャートプラス」は、分析力に優れていますよ。
豊富なテクニカルチャートや、カスタマイズ性の高さでトレーダーに人気です。
スプレッドも業界最狭水準で、総合的な評価も高いので初心者にも使いやすいFX会社ですね。
【FXのpips】まとめ
上記で紹介した「pipsの計算方法」を実践すると、今後はpipsの意味が知りたいと悩むことは一切なくなり、pipsと銭の違いを押さえて、pipsの計算ができるようになります。
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
見出し
- pipsとは、FXにおいて為替レートの変動幅を表す単位のこと
- 1pipsの値幅は、クロス円で小数第二位、ドルストレートで小数第四位を表すので、違いに注意しよう
- 初心者は2%ルールを使い、含み損が証拠金の2%に達する値幅(pips)で損切りしよう
「pipsは分かりにくいから、銭で計算したい」と最初は思うかもしれませんが、クロス円とドルストレートの変動幅の違いを一度身につけてしまえば、簡単に計算できるようになりますよ。